学校側が不登校や母子登校を支援するためにできることは何か?【セミナー報告】

学校側が不登校や母子登校を支援するためにできることは何か?【セミナー報告】

ブログをお読みいただきありがとうございます!

まいどん先生こと山下真理子です。

不登校の原因とは

先日、大阪のリファレンス大阪駅前第4ビルにて地方議員の先生がたにむけてお話をしてきました。

午前と午後のコマで約5時間お話をしてきまして、午前のコマでは家庭教育支援について。午後は不登校支援についてです。

行政の「家庭教育支援」は自治体によって予算の組まれ方にかなり差があり、充実している自治体さんだと、保護者がいろんなところで学びを得られたり、ほかの保護者やSSWなどとつながりやすくなり、子育ての孤独感を持ちにくくなります。

また、就学後のお子さんをもつケースのみならず、乳幼児の子育て中の家庭に向けた支援も大事だということをお話してきました。

 

不登校支援については、今は多様な教育機会を選択できる時代ではあるので、学校現場は復学にこだわりすぎてはいけないし、保護者や本人のニーズを丁寧に汲み取る必要があると伝えました。

例えば、熊本市さんだとオンライン学習指導員さんがいて、オンラインで学び、しかも映像授業を聞いておわり…にならないように工夫がされています。予算をつければ、そういう取り組みだってできるわけで、議員の先生がたが自治体の不登校支援がどうなっているのかを知り、他市の事例を学びながら、自らの自治体でどのような支援が必要かをご提案していただければ学校に行きづらさを感じている子たちや保護者にとっては、非常にうれしい話だと思います。

校内フリースクールを作りましょう。ICTを活用した取り組みを行いましょう。

そういったことを文科省が言っていますし、ぜひたくさんの自治体で実現してほしいなと思います。

 

行政の母子登校支援について

不登校については、ひと昔前よりも周囲の理解が進みつつありますが、母子登校(付き添い登校)は、まだまだ理解が進んでおりません。

保護者達は、決して過保護で、子どもから離れられないから、子離れできていないから付き添い登校をしているのではありません。

むしろ、なんで大人になってまでまた学校に行かなあかんねんと思ってます。

行きたくないんです。

でも、子どもが学校に行きたいというから、自分を犠牲にして、ついて行っているんです。

 

まず、自治体に付き添い登校をしている児童がいるのかを確認してください。

支援が行き届いているのかを確認してください。

そういったことをお伝えしました。

 

母子登校で悩んでいるケースでは、保護者がどんな思いでいるのか。苦しんでいるのか…と具体的に事例をあげてお話ししましたが、先生方が眉間にしわをよせ、「そんなことになっているのか…」「そんなふうに苦しむ家庭があるなんて…」と、何とかしなければならない問題だと思っておられるような反応がありました。

母子登校の長期化はどのような問題を引き起こすのか?
母子登校での親の負担を軽減する方法は?
母子登校の期間中にできる学習方法は何か?
母子登校を経験した親の体験談を上手に活用する方法は?
母子登校が子供に及ぼす精神的な影響を軽減するためには?

こういった点にも触れてお話をしました。

お母さんのメンタルケアが重要であり、担任の先生との相性が重要ですし、それだけではなく管理職もしっかり子供を支えるチーム員としてはいって支えてほしいとお伝えしました。

母子登校中、学習が不十分なケースも多く見られますので、タブレットにAIを搭載して学習しやすくしたり、人員を増やしてより個別対応ができるとよいですよね。

一般質問をして、そこから予算がついたりことが動いていくのには少し時間がかかることではあるのですが、現場でいろんな声を聴いている身として、あきらめず、しつこく地方議員の先生がたに、保護者の声を届けていきたいと思います。

 

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

まいどん先生(公認心理師)

 

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