朝になり、子どもに
「学校行きたくない」
「お腹いたい・頭いたい・気持ち悪い」
「○○が嫌だ」
…と言われたら、あなたはどう対応しますか?
👇この内容をより分かりやすくご理解いただけるよう動画でも解説しています。合わせてご覧いただけるとより学びが深まるかと思います 🙂
こんにちは!電話カウンセリングで「あの動画はまいどん先生が喋ってるんですか?」と聞かれますが、「設定はみくるんは宣伝隊長役で雇ったペンギン🐧なので、私ではありません」とお答えしているまいどん先生です。
朝の行き渋りが悪化しやすい親の対応3選
今回のテーマはこちら!朝は時間がないので、つい反射的に対応しがちですよね。
親御さんが対応しがちなあるある対応を3つご紹介いたします。
「学校行きたくない」と言われたら
この発言に対して行き渋りが悪化しやすいのは「つらいことがあったの?」という親の反応です。
ポイントは、子どもは「学校がつらい」とも「友達関係で悩んでいる」とも言っていないということ。
「ネガティブな先読みはよくない」というお話は支援の中でよくお伝えすることですが、親が子どもの言葉に過剰反応をしすぎてしまうと…
1 「学校に行きたくない理由探し」をしてしまう→あれが嫌だこれが嫌だと言っているうちに学校に行きたくない気持ちを強めてしまう
2 ネガティブな側面ばかりを見るようになってしまう→学校生活においてストレスを感じやすくなり、より行き渋りが悪化しやすい
ということがあるので要注意です。
そこでおすすめなのが…
「そうなのか」
「そっか…」
「どうして?」
の3つです。いずれもアクティブリスニングの『共感姿勢』ですが、極力質問をして話を広げず「うんうん、そうなんだね」と「聴くのみ」の対応が望ましいでしょう。
「お腹いたい・頭いたい・気持ち悪い」と言われたら
この発言に対して行き渋りが悪化しやすいのは「さっきまでご飯食べてたのにおかしいでしょ」という親の反応です。
これは子どもの発言に疑いがあるかどうかということで、「本当に?」「学校に行きたくないからって仮病はダメよ」という言葉もNGです。
まずはどのように体調が悪いか可能な範囲で状況を把握しましょう。
実際に支援をしていますと、「体調不良を訴えるので休ませてみたら、欠席の連絡をいれた途端元気になった」ということは往々にしてあります。
しかし、初手で親が疑う反応をしてしまうのはおすすめできません。
本当に体調が悪いのに無理やり学校に行かせて熱が出る…ということもあり得ます。
そんなことがあれば、親子関係はどうなるでしょうか。思春期のお子さんであれば特に「俺を信じず疑いやがって」と思うかもしれません 😥 …
過去の支援で、親御さんが仮病と思い込んでいたものの、病院の受診をおすすめしたところ病気が発覚した…という事例もあります。
「○○が嫌だ」
「算数がいや」「体育がいや」「給食がいや」子どもが学校に行きたくないという理由は沢山あります。
この発言に対して行き渋りが悪化しやすいのは「じゃあ、こうする?」という親の反応です。
親が子どもの発言に先回りをして、「こうしたら?」と提案をしてしまうと、
1 ただ話を聴いてほしかっただけなのに話がおかしな方向に向かってしまう→親には話したくない・愚痴れないと思われてしまいやすい
2 親への依頼心を高めてしまう→嫌なことがあれば、親に愚痴れば親が何とかしてくれるという依頼心を強め、その結果お母さんがいない学校を嫌がるようになりやすい
ということがあるので要注意です。
ですので、ここでも『聴く』を意識してみましょう。
「ふんふん、そうなの」「へえ、そうなんだね」「そっか、大変だね」という相槌を打つレベルでOKです。
子どもに求められていないアドバイスはしないように心がけましょう。
まとめ
朝は親も子も時間がないので感情的になりやすいということは過去のブログでも動画でもお伝えしてきているかと思います。
それが分かっていても、親も人間なのでついついいらぬ一言、余計な一言を言ってしまう…という朝もあるでしょう。
わたしは、そんな日があっても仕方がないと思いますし、支援中に良くお伝えするのは「そんな日もありますよね」という言葉です。
実はこの言葉には『こどものやらかしにもこんな風に対応してみてほしい』という願いも込められています。
大人でも、分かっていてもついついやってしまうのであれば、子どもは大人よりもそういうことがあって当然です。
互いに完ぺきではないからこそ、失敗に寛容になって互いに成長していくことが大事だと思っています。
おまけ:夜に「学校行きたくない」と言われたらどうする?
学校から帰ってきた時は上機嫌だったのに、寝る前になって突然「明日学校に行きたくない」と言われたことはありませんか?
その理由はセロトニン。
朝と夜はセロトニン不足により、ネガティブになりやすい と言われています。
セロトニンとは、幸せホルモンと呼ばれるホルモンで、それが不足するとネガティブになりやすいのです。
ですので、朝と夜の子どものネガティブには過剰反応しないほうがいいということです。
また、人の記憶は寝ている時に定着するので、寝る前にネガティブな話をしすぎることで、
嫌な記憶が残る→朝起きて嫌な気持ちが継続したまま→学校に行き渋る…という悪循環になるのでこれも要注意です。
リフレーミングというテクニックもうまく使いながらお話を聴いてみてくださいね。
いかがでしたか?このブログの内容がどなたかのお役に立てば幸いです。それではまた次回♪
親まなびアドバイザー まいどん先生
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