
「学校に行くことが当たり前」な家庭にはわからないこと
復学したてだったり、行き渋りながらなんとか行けてる状態の時の「行きたくない」ほどドキッとするものはないし、
「頼むから行ってくれ。これ以上私の心をかき乱さないでくれ。
安心させてくれ。やっと私が背負いすぎる荷物をおろせそうなのに」
っていう気持ちから、つい感情を大きく揺さぶられてイライラしたり、
絶望の顔で「はぁ…(また私が背負わなきゃいけないのか)」とため息をついたり、
「そんなんでこれからどうすんの。嫌なことがあるたび逃げて。ママは逃げることすら許されないんだけど?」と嫌みを言ったり、
「ほら、こういう時はこう考えるといいらしいよ」とネットの内容を引用してなんとかたて直そうとしたり。
それでも動き出してくれないと、もう、お母さんのほうのトラウマから行動が暴走しちゃいますよね。
子どもに寄り添わなきゃってのは散々あちこちで読んだりみたりしててさ、そんなことはわかりきった上で、
「いい加減にしてくれ。いい加減解放してくれ!」って、
子どもの不安より自分のこの、とめられないこみあがってくる怒りがコントロールできなくなる。
そんで学校休んでゲラゲラ笑って動画とか観てる姿みたらさ、本気で子どものこと嫌いになりそうになるし、自分のせいだと自分を責めるし、先々の不安がさらに膨らんで、眠れない、美味しくご飯が食べられない、くるしい。
「学校に行かなくったって大丈夫。何とかなるんだから」って周りから言われても、
「それは何とかなった人だから言えるんじゃないの」って受け入れられない。
その言葉を信じられるとしたら未来の自分がタイムスリップして今後の人生をネタバレしてくれた時だよ、となる。
社会との接点がなくなっていきそうな子どもへの不安。
その学年に経験するであろうことを経験できなくて置いていかれていることへの不安。
母子手帳にある成長曲線からどんどん大きく外れていってる感覚。
そういうのがよけいに子どもへの「攻撃」に上乗せされてしまう。
いい加減、緊張から抜け出したいんだよね。みんな。
安心して眠りたい。ずっと戦場で寝て起きてしてるような毎日に、疲弊してる。
そのつらさは、「当たり前に毎日登校できている」家庭には、どうしてもわからないものなんだと思う。
まいどん先生(公認心理師)
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