子どもの気持ちを先読みしすぎると…

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子どもの気持ちを先読みしすぎると…

ブログをお読みいただきありがとうございます。まいどん先生です。

今回は、愛情深い親御さんがついついやりがちな「先読み」について解説をしていこうと思います。

 

皆さんは、お子さんの求めるものを先読みして、行動してしまっていませんか?

ママー、おやつー!

今出すね。今日はドーナツだよ~。どうぞ。

ママ、あれ取って!

(子どもの視線を辿って)これね、はい

このようなやり取りが日常的に行われている方はいらっしゃいませんか?

 

①の会話では、子どもが「おやつー!」としか言っていないのに、親御さんが「おやつを出してほしいと言われている」と先読みして行動しています。

②の会話では、子どもが何を取ってほしいのか具体的に言っていないのに、子どもの視線から何を取ってほしいのかを察し、手渡しています。

 

実際、家庭内で一緒に長い時間を過ごしている親御さんであれば、多少言葉が足りなくても、お子さんが欲しているものやこうしてほしいと思っていることを先読みして察することは容易いと思います。

 

学校生活と家庭生活において差がありすぎるとストレスを感じやすくなる

しかし、家庭外ではそうもいきませんよね。

学校で友達に「ねぇ、あれ貸して!」と言ったとしても「あれって何?」と返されるのが当然だと思います。

しかし、「あれ」だけで通じることが当たり前な家庭で育った子どもは「あれって言ったらあれじゃん!なんでわかんないの!」とイライラしてしまうことになります。

そうなると、友達も「えっ、なんでこんなことでそんなに怒るの?」とびっくりしたり、「あれだけで分かるわけないよ!ちゃんと言ってよ!」と、イライラしたりしてしまうと思います。

こういったことがきっかけで、友達関係にヒビが入ってしまうこともあるかもしれません。

また、先生に「先生、ボール!」と伝え、先生から「ボールがどうしたの?」と返されて、「もう!ボール使いたいから貸してってこと!」と、一言で伝わらないことにモヤモヤしたり…。

こういった積み重ねで学校に不適応を起こしてしまい、行き渋りなどに繋がるケースも少なくありません。

 

察しすぎない・片目でみるくらいにしてみよう

それを防ぐためにも、家庭内では、必要以上にお子さんの言葉を先読みし、察して行動してやることは避けた方が良いでしょう。

これまで、ひとことで察してくれていた親御さんが急に「おやつがどうしたの?」「あれじゃわからないよ」と返すようになると、お子さんからの反発もあるかとは思います。

 

これまでずっとしてきた対応から違う対応に変えたとき、少なからず反発が生まれるのは当然のことだと思います。しかしここは根気強く対応していきましょう。

しかし、自分の今の伝え方では人には分かってもらえないのだと気づかせることが大切です。

その気づきを得られれば、いずれお子さんも伝え方を変えてくるはずです。

お子さんの反発がつらいときは、「この対応がこの子のためになるんだ」と自身に言い聞かせて、負けないようにしてくださいね。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか。

視野が広い方であればあるほど、「察しない」「鈍感になる」ということはかなり大変だと感じるはずです。

最初の1か月くらいは、思うようにお子さんに変化がなくてモヤモヤイライラ…としてしまうこともあるかもしれません。

しかし、家庭教育の実践はじわりじわりと効果があらわれるもの。

焦って結果を求めすぎないように、「いつか蒔いた種の芽が出れば良いな」くらいに思って取り組んでいただければと思います。

 

それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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