
『これで解決!母子登校』を読んでも解決しない理由
『これで解決!母子登校』を読んでも解決しない理由。自力で進む家庭と、支援が必要な家庭の違い
ブログをお読みいただきありがとうございます。
「親子のみらいをみる」という願いを込めてMIKURU・MIRU(ミクルミル)として活動中のまいどん先生こと山下です。(情報量多い)
私は以前、PHP研究所より『これで解決!母子登校』という本を出版しました。👇
(『これで解決!母子登校』の書籍はこちら)
「これで解決母子登校」と検索して、このページにたどり着いてくださった方もいるかもしれません。
もしかすると、すでに本を読んでくださった方かもしれません。
「書いてある通りにやってみたけれど、うまくいかない」
「わかるところもあるけれど、うちの子には当てはまらない気がする」
「母子登校を解決したいけれど、どこから手をつければいいかわからない」
「本を読んで、かえって自分の対応が悪かったのではないかと落ち込んだ」
「自力でなんとかしたいけれど、もう限界かもしれない」
そんな気持ちで読んでくださっている方もいるのではないかと思います。
先にお伝えしたいことがあります。
本を読んでもうまくいかないからといって、親御さんの理解力が足りないわけではありません。
努力が足りないわけでも、愛情が足りないわけでも、ましてや、子どもがわがままだから、という話でもありません。
そんなことを言うのはだいたい外野です。すっこんでろって話です
母子登校は、見た目以上に複雑です。
同じように「お母さんが一緒でないと学校に行けない」ように見えても、その背景は家庭によってまったく違います。
だから、本を読んで自力で進める家庭もあれば、本だけでは進みにくく、個別の見立てや伴走が必要になる家庭もあります。
この記事では、なぜ『これで解決!母子登校』を読んで自力で解決できる家庭と、そうでない家庭に分かれるのかについて、今の私の視点からあらためて整理してみたいと思います。
『これで解決!母子登校』は、母子登校の入口を見えるようにした本でした
『これで解決!母子登校』は、母子登校に悩む保護者の方に向けて書いた本です。
当時、母子登校という言葉は、今ほど一般的ではありませんでした。
子どもが不登校になっているわけではない。学校には行っている。出席もしている。
でも、お母さんが一緒でないと行けない。
校門で離れられない。下駄箱で泣く。教室の後ろで親が待機している。
給食まで付き添う。休み時間も親を探す。
…こういう状態で悩んでいるご家庭はたくさんありました。
でも、不登校のように数字に表れるわけではありません。
学校にも相談しにくい。なんか親が甘やかしてきたんでしょとかしつけられていないみたいに言われそう。言われてる気がして。
周りにもわかってもらいにくい。「学校に行けているならいいじゃない」と言われてしまう。
でも、親は毎朝、本当にしんどいのに。
…そういう見えにくい苦しさを、まず言葉にしたかったのです。
そして、母子登校にはいくつかのタイプがあり、親の関わり方や家庭の状態によって、ほどき方が変わることを伝えたいと思っていました。
その意味で、『これで解決!母子登校』は、母子登校の入口を見えるようにした本だったと思います。
ただし、今の私は、当時よりもさらに強く感じていることがあります。
母子登校は、方法だけでは解決しません。
「こう声をかければいい」
「こう離れればいい」
「こう褒めればいい」
「こう自立を促せばいい」
このような方法は、たしかに役に立つことがあります。
でも、本当に大切なのは、方法そのものではなく、大切なのは、その家庭で、今、何が起きているのかを見立てることです。
本を読んで自力で進む家庭の特徴
本を読んで、自力で母子登校が改善していくご家庭も実際にはたくさんいらっしゃいました。
そういうご家庭には、いくつかの共通点があります。
1. 親が自分の関わりを振り返る余力がある
まず、親御さんに少しだけでも余力があることです。
母子登校の朝は、とても大変ですよね。
子どもが起きてこない。休みの日はすっと起きてくるのに。何なら親より早く起きてくんのに。平日の朝はなんでか起きない。
着替えない。休みの日の着替えは早いのに。
そして、朝から泣く。怒る。(めんどくせぇ。)
出発前に玄関で止まる。ランドセルを背負って座って亀になる。
校門が近づくと牛歩戦術。ゆっくり歩く。(はよいけ。)母親にしがみつく。
先生に気を遣う。仕事に遅れそうになるあるいはやめていて、「前はこの時間には働けていたのに…」と苦しい。
帰宅後も、また明日のことを考えて不安になる。
この状態が続くと、親の心には余白がなくなります。
余白がないと、どんなに良い本を読んでも、「わかるけど、できない」になります。だって、もうエネルギーがないんだもん。無理なんだって!です。
逆に、少しだけでも余力があるご家庭では、
「たしかに、私は朝に説明しすぎていたかもしれない」
「子どもが泣いた瞬間に、私の不安が大きくなっていたかもしれない」
「毎日その場で判断していたから、子どもも混乱していたのかもしれない」
というように、本の内容を家庭に合わせて考えることができる場合があります。でも、これがとっても難しい。
2. 夫婦である程度、会話ができている
母子登校が改善しやすいご家庭では、夫婦である程度、会話ができていることが多いです。
もちろん、夫婦で完全に意見が一致している必要はありません。
むしろ、最初から同じ考えであることの方が少ないです。
お母さんは、子どもの不安を強く感じている。
お父さんは、「少し厳しくした方がいいのでは」と思っている。
お母さんは、学校での子どもの様子を知っている。
お父さんは、仕事で日中の様子が見えにくい。
お母さんは、毎朝の大変さで限界。
お父さんは、「そんなに付き添わなくても」と感じている。
…みたいなズレはよくおみかけします。
ただ、ズレがあっても話し合えるご家庭は、状況が変わったり、進みやすいです。
「どちらの意見が正しいか」ではなく、「今、子どもに何が起きているのか」「お父さんは何を担当できるのか」「学校には何をお願いするのか」
…こういう話ができると、家庭の中にチーム感が生まれます。
母子登校は、お母さん一人で抱えると長引きやすくなります。
お母さんが学校に付き添い、先生に説明し、子どもの感情を受け止め、家庭でも対応し、夫にも説明する。
これでは、お母さんが支援者のような役割になってしまいます。脳をフル回転しすぎて、早々にショートします。
本を読んで自力で進みやすいご家庭は、お母さんだけが背負うのではなく、夫婦で少しずつ状況を共有できていたり、役割分担しやすいケースが多いです。(本の中でも、お父さんの「参加」を描きました)
子どもがうまれたときから喧嘩しながらも協力しあって、連携とれてきた夫婦は大丈夫なんですけど、
「旦那は昔から何も助けてくれなかった」とか、「姑との関係に間に入ってくれない」
みたいな不満や恨みが奥さん側にあると、日常会話も微妙だったり、大事な話の時にかみ合わなかったり、
そもそも不満や恨みがあるから「あなたには頼らない!」みたいなお母さんの変な意地がでちゃったりするんで、協力しあうことがかなり困難です。
3. 子どもの困りごとが比較的見えやすい
本を読んで進みやすいケースでは、子どもの困りごとが比較的見えやすいこともあります。
たとえば、
・校門で離れるのが怖い
・先生の声が怖い
・給食が苦手
・音やにおいがつらい
・朝の準備が間に合わない
・友達に見られるのが恥ずかしい
・一人で教室に入る瞬間が不安
このように、「困り感」がある程度見える場合、対応も組み立てやすくなります。
「下駄箱で止まるなら、別れる場所を変えてみよう」
「教室前で不安が強くなるなら、先生とのバトンタッチ方法を考えよう」
「朝の準備で崩れるなら、前日の夜の流れを変えてみよう」
「親が離れる瞬間が苦手なら、離れる手順を小さく分けよう」
…とかです。このように、課題を小さく分けられるからです。
一方で、子ども自身も理由がわからない。親も何が起きているのかわからない。学校でも家でも状態が大きく変わる。日によって言うことが違う。
このような場合は、本の内容をそのまま当てはめるのが難しくなります。
・両親の実母実父のコミュニケーションに大きな問題がない(両親はいわゆる「普通の」家庭で育ってきている)
「自分の実家に帰ろうと思うと胃がキリキリする」「なんとなく自分の母親や父親に会うとなると憂鬱」
…という人は、子どもの頃の親子のやりとりが実はあまりよくなかった可能性があります。
自分の育ちというのはかなり子育てに影響を与えるもので、たとえば教育熱心過ぎる親に育てられたら自分もまた知らず知らずのうちに子どもに教育虐待ギリギリのことをやっちゃうとか、精神的に不安定なお母さんに育てられた子は、自分が親になったときに自分もまた不安定な親になりやすいです。
よいロールモデルがいないと、「理想の親像」がどうしてもブレてしまいます。
本を読んでも解決しにくい家庭の特徴
では、本を読んでもなかなか解決しにくいご家庭には、どのような特徴があるのでしょうか。
(誤解のないようにと思うのは、「だからその家庭が悪い」と書きたいという話ではないということです。むしろ、支援が必要になる家庭ほど、親御さんはすでにかなり頑張ってきていたよね。という話です。)
頑張っているのに進まない。
調べているのにうまくいかない。
本も読んだ。
学校にも相談した。
スクールカウンセラーにも相談した。
それでも変わらない。
そういうときは、努力の量ではなく、見立ての精度が必要になります。
1. 親がすでに限界を超えている
本を読んでもうまくいかない最大の理由は、親御さんがすでに限界を超えていることです。
親の心は消耗している。消耗しまくった状態で本を読むと、情報が助けになるどころか、責められているように感じることがあります。
「親の関わりが大事」と書いてある。
…すると、「やっぱり私のせいなんだ」と思ってしまう。
「自立を促しましょう」と書いてある。
…すると、「私が甘やかしたからこうなったんだ」と思ってしまう。
「一貫した対応が大事」と書いてある。
…すると、「私はいつもブレている。だからダメなんだ」と思ってしまう。
ううん、ちがう。お母さんは、いっぱい頑張ってきた。
色んなものを犠牲にしてきた。心はあれまくって泣いているのに、大丈夫なふりをして。
子どものために。何もかもを注ぎ込んで、ボロボロになるくらい、頑張った。
おそらく、産後の身体ぐらいのボロボロ感。ダメなんかじゃない。頑張ってきた。
でも、限界を超えている親御さんには、どんな言葉も刃物のように刺さることがあります。
この場合、まず必要なのは、方法ではなく、親御さんが一人で抱えすぎている状態をほどくことなんだとおもいます。
👇母子登校のリアルを、支援者視点でつめこんだマンガです。よければこちらもご覧ください。
2. 子どもの背景が複雑に重なっている
母子登校が解決しにくいケースでは、原因が一つではないことが多いです。
たとえば、
音やにおいに敏感。でも、それを子どもが言葉にできない。
朝の準備も苦手。失敗への不安も強い。
お母さんと離れるのも怖い。先生との相性も合っていない。
親は毎朝疲れ切っている。
夫婦で方針が違う。学校は「少しずつ慣れましょう」と言う。
でも、家庭ではもう限界。
…このような場合、「母子登校にはこう対応しましょう」という一般論だけではうまくいかないことが多いです。
3. 「見守る」と「固定化」が混ざっている
母子登校でよくあるのが、
「無理をさせない」
「安心させる」
「見守る」
という対応です。
子どもが強い不安を抱えているときに、無理やり引き離すことがよいとは限りません。だけど、見守ることと、状態が固定化することは違います。
親が毎日付き添う。子どもが親の存在を確認する。親がいれば安心して学校にいられる。
でも、親が離れる経験は積めない。
学校側も「お母さんがいてくれるなら」となり、次の段階を作れない。
気づけば数ヶ月、数年が過ぎている。
…これは、親が悪いとかではなく、最初は必要だった付き添いが、途中から「親がいないと成り立たない仕組み」になってしまうことがあるという話です。
この場合、必要なのは、「もう付き添わない」と急に切ることではなく、付き添いを続けながら、どこで、どのように、少しずつ親の役割を減らすかを設計することです。
4. 夫婦や学校との連携がうまくいっていない
母子登校は、親子だけの問題に見えますが、実際には、夫婦や学校との連携が大きく影響していることが本当に多いです。
お母さんは毎朝の大変さを知っている。
なのにお父さんは「甘やかしすぎでは」と思っている。
学校は朝の大変さをしらずに「連れてきてください」と言う。
でも、連れて行った後にどう受け取るかが決まっていない。
先生によって対応が違う。
スクールカウンセラーには「無理しないで」と言われる。
担任には「少しずつ頑張りましょう」と言われる。
大人同士の方針がそろっていないと、子どもはさらに混乱します。
母子登校の子どもは、親と学校のあいだで揺れています。
親が不安定になる。
学校の対応も日によって変わる。
夫婦の意見も違う。
そうなると、子どもはますます「ママがいないと無理」という形に固定化されがちです、
この場合は、家庭の中だけで頑張るよりも、大人側の役割分担を整理することが必要になります。
5. 親自身の過去の傷や不安が反応している
母子登校では、親自身の過去の経験が反応することもあります。
自分も子どもの頃、学校がしんどかった。
親に気持ちを聞いてもらえなかった。
「行きなさい」と言われ続けた。
本当は助けてほしかった。
でも、助けてもらえなかった。
そのような経験があると、わが子が「学校に行きたくない」と言ったとき、親の中でも強い反応が起きることがあります。
「この子には、私と同じ思いをさせたくない」と思う。
一方で、「でも、休ませたら将来困るのでは」とも思う。
守りたい。でも、自立もしてほしい。
受け止めたい。でも、甘やかしている気もする。
信じたい。でも、イライラしてしまう。
…このような親の内側の葛藤が強い場合、本の内容をそのまま実践するのは難しくなります。
なぜなら、頭ではわかっていても、実際の朝になると、親の不安や怒りや焦りが先に動いてしまうからです。
この場合は、子どもへの関わりだけではなく、
親御さん自身の気持ちを整理することも大切になります。
「母子登校を自力で解決できない」は、なぜなのか
ここまで読むと、「うちは自力で解決できない家庭なのかもしれない」と落ち込む方もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
母子登校は、家庭の中だけで起きているように見えて、実際にはたくさんの要素が重なっています。
子どもの不安。
発達特性。
学校環境。
親子の会話。
夫婦関係。
きょうだい関係。
親の疲労。
先生との相性。
これまでの失敗体験。
家庭内のルール。
子どもの自立経験。
親自身の過去の傷。
これらが絡み合っている場合、本を一冊読んで解決できないことがあって当然です。
むしろ、そこで「私がダメなんだ」と責め続ける方が、親子ともに苦しくなってしまいます。
本は、地図です。でも、実際の家庭は、地図通りに進める道ばかりではありません。
道がぬかるんでいることもあります。
橋が壊れていることもあります。
途中で子どもが座り込むこともあります。
親の荷物が重すぎて、歩けなくなることもあります。
そのときに必要なのは、「地図を読めない自分が悪い」ではなく、「うちらって、いまどこにいるんかな?どこに行ったらいいんやろ?」と、今いる場所を、現在地を一緒に確認する・目的地はあっているかなということを確認することです。
本の内容を今の支援に置き換えるなら
『これで解決!母子登校』を書いた当時、私は母子登校をできるだけわかりやすく、具体的に伝えたいと思っていました。
今も、その思いは変わりません。
ただ、支援を重ねる中で、私はさらに強く感じるようになりました。
母子登校は、単に「学校に行けるようにする」だけの問題ではありません。
子どもが親と離れられない背景には、子どもの不安だけでなく、親子の関係、家庭の会話、学校との関係、親自身の不安や疲れが関係していることがあります。
表に出ている行動だけを見て、「甘えです」「発達障害です」「分離不安です」「親が甘いです」とは決めつけないで、なぜ、いま、このような家庭の状態になっているのかをひも解いていくことだと思います。
自力で進めるために、まず確認してほしいこと
本を読んで、まずご家庭で整理してみたい方は、次のことを確認してみていただきたいです。
1. 子どもはどこで立ち止まりますか?動きが止まりますか?
家を出る前でしょうか。玄関でしょうか。
通学路でしょうか。校門でしょうか。下駄箱でしょうか。
教室の前でしょうか。親が帰ろうとする瞬間でしょうか。
先生が近づく瞬間でしょうか。
2. 親が近くにいることで、子どもは何に安心していますか?
親がいると、子どもは何が・どこまでできるでしょうか。
校門まで行ける。下駄箱に入れる。
教室に入れる。先生と話せる。
給食が食べられる。授業に参加できる。友達と遊べる。
「親がいることでできることがある」ことは何ですか。
次に、「親がいなくても、どこまでならできそうか」を考えてみましょう。
3. 親はどんな荷物を持ちすぎているだろう?
朝起こし。準備の声掛けあるいは代理。
時間や行動を先読みして声をかける。気持ちを代弁する。
先生に説明する。
荷物を持つ。登校判断をする。
帰るタイミングを決める。
…など、親が担っていることを書き出してみてください。
その中で、ほんの少しでも子どもに自分でやってみようかと言えるものはあるでしょうか。
4. 夫婦で同じ情報を共有できていますか?
お母さんだけが状況を知っている。
お父さんは結果だけを聞いている。
学校とのやりとりもお母さんだけが担っている。
家では、お母さんが説明し、お父さんが正論を言う。
この形が続くと、お母さんが孤立しやすくなります。
夫婦で完璧に同じ考えになる必要はありませんが、でも、少なくとも、「今、何が起きているのか」を共有することは大切です。
5. 学校との役割分担は決まっていますか?
親はどこまで付き添うのか。
先生はどこで受け取るのか。
子どもが泣いたとき、誰が対応するのか。
親が帰るタイミングはいつか。
別室を使うのか。
教室に入るのか。
今日は何を目標にするのか。
ここが曖昧だと、毎朝その場勝負になります。
その場勝負が続くと、親も子も疲れます。
それでも進まないときは、個別の見立てが必要です
ここまで整理しても、うまく進まないことがあります。
親が声かけを変えても、変わらない。
付き添い方を工夫しても、同じ場所で止まる。
学校と話しても、次の段階に進まない。
子どもの不安が強すぎる。
親も限界。
夫婦で話すとケンカになる。
子どもが怒る、暴れる、泣く、固まる。
何が正解かわからない。
その場合は、個別の見立てが必要です。
本やブログは、多くの方に向けて書いています。
でも、実際の母子登校は一件一件違います。
同じ「校門で泣く」でも、
不安が中心の子もいます。
親との分離が中心の子もいます。
学校の特定場面が怖い子もいます。
感覚過敏が関係している子もいます。
親子の会話パターンが固定化している子もいます。
自立の経験が少ない子もいます。
家庭全体のバランスが影響している子もいます。
だからこそ、「本に書いてある方法をやってもうまくいかない」というときは、方法を増やすよりも、見立てを深めることが必要です。
まとめ:『これで解決!母子登校』は、終わりではなく入口です
『これで解決!母子登校』を読んで、自力で進めるご家庭もあります。一方で、本を読んでも進まないご家庭もあります。
母子登校の背景が、それだけ複雑だということです。
本は、入口です。
「母子登校とは何か」
「親子に何が起きているのか」
「親の関わりを見直すとはどういうことか」
「子どもの自立をどう支えるのか」
その入口を開くためのものだと私は考えています。
でも、入口に立ったあと、どの道を進むかは家庭によって違います。
だから、読んでもうまくいかないときは、「うちの家庭には、もう少し個別の見立てが必要なのかもしれない」と考えてみてください。
母子登校は、親がもっと我慢するための話ではありません。
親子の中で、何が起きているのかを見つめ、子どもが少しずつ自分の足で動けるようにはどうすればいいのかを考えることだと思います。
MIKURU・MIRUでは、母子登校の背景を一緒に整理します
MIKURU・MIRUでは、母子登校を一言で決めつけません。
「甘え」
「発達障害」
「分離不安」
「親の関わり」
「学校の問題」
どれか一つだけで説明するのではなく、親子の会話、朝の流れ、学校で止まる場面、お子さんの特徴、家庭全体の状態を一緒に見ていきます。
『これで解決!母子登校』を読んだけれど、うまく進まない。本に書いてあることはわかるけれど、うちではどうすればいいかわからない。
母子登校が長引いていて、親も限界に近い。付き添いをやめたいけれど、やめ方がわからない。子どもにどう声をかければいいのかわからない。
そのような方は、一度ご相談ください。
本を読んで終わりではなく、
あなたのご家庭では何が起きているのかを、
一緒に整理するところから始めていきましょう。
👇こちらもよければご覧ください。
それでは、今回はこれで終わりたいと思います。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!
まいどん先生(公認心理師)
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