子どもの言いなりになって召使い状態に…

気が付けば親子の上下関係が逆転していることがある?

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!

まいどん先生こと山下真理子です。

ペアレンツキャンプからのれん分け独立をし、1月からスタートしましたMIKURU・MIRUは6か月目に突入しました。

少しずつ、いろんな方に知っていただくことが増えてきて「ブログ見ました」「ラジオ聞いてます」「最近みくるんの動画みかけませんね」など、様々なご意見やご感想をいただき、本当にありがたく思っております。

貴重なお時間をいただき、当ブログに訪問いただき、本当にありがとうございます(*^_^*)

今回は、「親子の上下関係」について記事を書かせていただこうかと思います。

親と子の立場はどちらが上?

突然ですが、皆様のご家庭では、親御さんとお子さん、どちらの方が立場が上でしょうか?

日々様々なご家庭への支援を差し上げていますと、お子さんの方が親御さんよりも立場が上という、いわゆる「子ども上位」の状況になってしまっているご家庭をお見掛けすることがあります。

例えば、夜ご飯の献立に関するやりとりでは、通常であれば…

ママ、今日の夜ご飯は何なの?

今日はカレーだよ
えぇ~オムライスが良かったなぁ…
そっか、今日はオムライスの気分だったのね。

でももうカレーの準備をしてるから、オムライスはまた次のお楽しみね。

うーん…わかったぁ。

と、子どもは不満げにしながらも受け入れ、お母さんも本来の予定のままカレーを出します。

しかし、これが子ども上位なご家庭だと…

ママ、今日の夜ご飯は何なの?

今日はカレーだよ
えぇ~オムライスが良かったなぁ…
そっか、今日はオムライスの気分だったのね。

でももうカレーの準備をしてるから、オムライスはまた次のお楽しみね。

嫌だ!今日は絶対にオムライスがいい!
もうカレーの準備をしてるから無理だよ
カレーなら食べないもん!私の分だけオムライス今から作って!
材料がないからできないよ…
じゃあ今から買ってきたらいいじゃん!早くしてよ!(物に当たる)
わかったわかった、だから物に当たるのはやめて…!

このように、子どもがお母さんを責め立て、要求が通るまで駄々をこねたり、挙句は物に当たってお母さんに言うことを聞かせようとしたりします。

そして、お母さんも子どもを落ち着けるために結局言いなりになってしまう…というのがよくあるケースです。

誤学習によるわがままのエスカレート

上記のような「子ども上位」のやりとりが続きますと、子どもは「自分の要求を通したいときは駄々をこねて親を困らせれば良いんだ」と誤学習してしまいます。

また、いざ親御さんが要求を跳ね除けようとすると、親御さん自身を叩いたりつねったりと、困らせようとする行為自体もエスカレートしかねません。

さらに、ご家庭でこのように自分の要求が通った経験から、家庭の外で不適応を起こしてしまうことがあります。

これにはふたつのパターンが想定できます。

ひとつめは、親御さんに対してしていることと同じように、自分の要求を通らせたいときに、お友達に対して強く当たってしまうというパターンです。

これでは、当然お友達も困ってしまいますし、もしかしたら、お友達に嫌われてしまうかもしれません。その結果、一緒に遊ぶお友達がいなくなってしまい、「学校つまんない…」と行き渋りに繋がってしまうケースも往々にしてあります。

ふたつめは、親御さんに対してしていることはお友達に対してはしないけれども、それを我慢したり、自分の要求が通らないことに大きなストレスに感じてしまうというパターンです。

この場合は、自分の要求を思いのままに発信して、それがまかり通る家にいる方がラクなため、その結果として、行き渋りが生じてしまいがちです。

いずれにせよ、「子ども上位」な状況は子どもに良い影響を及ぼすことはないですし、親御さん自身も疲れてしまうことと思います。

毅然とした態度で関わることも大切

このような状況に陥らないためには、親御さんがある程度お子さんの要求を飲まずに、無理なものは無理だと強い姿勢でいることが大切です。

先程の例であれば、

ママ、今日の夜ご飯は何なの?

今日はカレーだよ
えぇ~オムライスが良かったなぁ…
そっか、今日はオムライスの気分だったのね。

でももうカレーの準備をしてるから、オムライスはまた次のお楽しみね。

嫌だ!今日は絶対にオムライスがいい!
もうカレーの準備をしてるから無理だよ
カレーなら食べないもん!私の分だけオムライス今から作って!
材料がないからできないよ…
じゃあ今から買ってきたらいいじゃん!早くしてよ!(物に当たる)
…(悲しい顔をしてその場から離れる) or

買ってきて欲しいと思うんだね(共感)。

でもお母さんは行かないよ(非受容)。

このように、お子さんが駄々をこねても受け入れない対応というのもひとつです。

はじめは「なんで?!今までならこれで要求が通ったのに!」と子どもは腹を立てて怒りをぶつけてくるかもしれません。

それでもどっしりと構えて、根気よく対応するようにしましょう。徐々に、親を困らせても自分の要求は通らないんだと学んでくれるはずです。

その結果「子ども上位」な環境もきっと改善されていきます。

また、時には自分の思い通りにならなくても仕方ないと、諦めることも大切なのだと分かってくれるようになります。

こういった考え方は、子どもが今後生きていく上でも重要だと思います。子どもには、家庭の外でも柔軟な考え方をして生きていけるよう育ってほしいですよね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

子どものお願いをすべてはねのけたほうがいい、というわけではなく、あくまでも「それはどうしても無理」「このわがままを飲んでしまうことで、子どもにとっても親にとってもよくない」と思うことについては、毅然とした態度で対応をされたほうがよい場合があるということですので、そのあたりは誤解のないようにお願いいたします(・ω・)ノ

子どもが親に強い口調で要求をするようなやりとりがつづくと、親も疲弊しますが、なにより子どもの精神衛生上よいとはいえません。
いつでもイライラしていたり、高圧的な態度で相手をねじ伏せてしまうようなやり取りが当たり前になってしまうと、お子さんの「相手の気持ちを考える」ということが育まれにくい場合もあります。

はじめは対応を変えてみると難しさや、すぐに変化がなくて困ることもあるかもしれませんが、お試ししていただくのもひとつかもしれません。

このブログの内容がどなたかのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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親まなびアドバイザー まいどん先生

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