
症状や行動を「問題」ではなく
手がかりとして読む
困りごとは、「原因」ではなくサイン
困りごとは、「原因」ではなくサイン
朝、起きられない。
学校の話になると黙り込む。
イライラして家族に当たる。
ゲームやスマホから離れられない。
体調不良が続いている。
こうした「困りごと」は、つい原因そのもののように扱われがちです。
でも実際には、多くの困りごとは何かが限界に近づいていることを知らせるサインとしてあらわれています。
ここでは、困りごとを「直すべき問題」ではなく、いま起きている負荷を知るための手がかりとして整理します。
困りごとが増えるとき、何が起きているか
困りごとが目立ってくるとき、子どもや家庭の中では、
・がんばり続けてきたものが限界に近づいている
・状態や関係が変わったのに、関わり方が追いついていない
・誰か一人に負担が集中している
こうしたことが、同時に起きている場合があります。
困りごとは、「甘え」や「怠け」ではありません。
言葉にならないしんどさが、別の形で外に出てきていることが多いのです。
このページの使い方
このページでは、よく見られる困りごとをいくつかの切り口で整理しています。
「全部当てはまる」「どれが原因か」を探す必要はありません。
いちばん気になっているもの
最近、増えてきたもの
そこから見てみてください。
それぞれのページでは、
- その困りごとがあらわれやすい背景
- 親が自分を責めやすいポイント
- 家庭で起きやすいすれ違い
- 状態や特性とのつながり
- 見直すと楽になる視点
を、評価や断定を避けながら整理しています。
困りごとの整理
体と生活に関わること
家庭や社会との関係で起きること
困りごとは「単独」で起きるとは限らない
一つの困りごとだけがぽつんと起きることは、実はあまり多くありません。
たとえば、
・朝起きられない + 学校が怖い
・ゲームへの依存 + 無気力
・体調不良 + 登校しぶり
といったように、状態・特性・関係性と重なり合ってあらわれることがほとんどです。
このため、困りごとを「これだけ解決すればいい」と切り離して考えないことが、結果的に負担を減らします。
大切にしている視点
・困りごとは、叱る材料ではありません
・親の育て方の失敗でもありません
・子どもの性格の問題でもありません
困りごとを通して見えてくるのは、
どこに負荷が集中しているか
どこが限界に近づいているかです。
そこが見えてはじめて、「次に何を考えるか」が現実的な話として扱えるようになります。
状態・特性・背景とあわせて考える
困りごとだけを見て苦しいときは、次の視点も役に立つことがあります。
・不登校の状態から考える
(いま、学校とどう関われているか)
・特性・気質という視点
(負荷がかかりやすい条件)
・親や家族の背景から読み解く
(無意識にがんばりすぎているところ)
困りごとは、これらをつなぐ「入口」でもあります。
いまの状態は、結果ではなく途中です
困りごとを前にすると、どうしても「なんとかしなければ」という気持ちが強くなります。
でもまず必要なのは、急いで動くことではなく、
いま起きていることを、落ち着いて整理することです。
ここまで読んで、どこにも当てはまらないと感じても、心配はいりません。
いまの状態は、良い・悪いで評価されるものではなく、過程の一地点です。
このページが、「責める」「直す」ためではなく、理解するための手がかりとして役に立てばと思います。
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