
子どもはなぜ、登校を渋るのか
「学校に行きたくない…」 この言葉を聞いたことがある親御さんはこの日本でどれくらいいるんだろうか、と思うんですが、程度によるけれど、1度くらいは聞いたことがあるでしょうか。
「あー、学校、行きたくなーい!」と明るい感じ。
「学校、やだなぁ。体育のテストがあるんだよ…」とやや暗い感じ。
「学校やだ…行きたくない…」としくしく泣き出したり、思い詰めたような感じ。
同じ学校に行きたくない、という言葉でも、発するときの表情や雰囲気でこちらの受け取りかたも大きく変わります。
大人だって、「あー、仕事行きたくねーな」なんて思うことはあると思うんです。
それも、程度によりますよね。
「休みが終わってしまうー!やだー!またスイッチオンしないといけないー!」みたいな、仕事には行くんだけど明るく「労働したくねー!」みたいな感じもあれば、 「職場のことを想像するだけでも吐きそう、胃が痛い、逃げたい、動悸がする」という深刻な感じもあり…。
まだ明るく「行きたくないよー!」とか、「テストから逃げたいよー」と言うくらいなら、親としても頑張ろうとする子どもを励ましたり、応援できると思うんですが、問題は、ガチでいやがっているときです。
子どもの場合だと、子ども特有の「ちょっと大げさに表現してるだけ」ってこともあるし、「うまく気持ちを言葉にできないだけで実は結構深刻」ってこともある。
今は子どもの病気もある程度ネットで調べたりチャッピーに助けてもらえればおおよその見当がつくし、くぐった修羅場の数だけ『これはもしや…』と子どもの様子や症状でピンときやすい。
これは医療の『症状を分類し、原因を特定し、治療する』の方法と、実生活のなかで風邪ではないか、などの見当をつけることがネットからの情報をもとに容易であるからです。 (もちろん、診断はお医者さんがするものですが、風邪かな?何かしらの感染症かな?みたいなのは素人でも、修羅場をくぐってきたお母さんは特に症状から病名を特定しやすい)
でも、人の頭の中って覗けないし、体温みたいにわかりやすく数値でもあらわせないから、多くのお母さんたちが「学校に行きたくない」の程度の判断をどうしていいか悩んでいます。
「なんで学校がいやなんだろう?」 子どもに聞いても、うまく答えられないことのほうがほとんどで、特に小学校中学年くらいまでの子って、自分が今何かをかくして嘘をついたり誤魔化しているみたいな感覚も曖昧です。
「何がいやなの?」と聞いても、
給食が美味しくない。
国語がつまんない。
算数がやだ。
クラスの子がうるさい。
周りと遊びがあわなくて休み時間が退屈。
先生がこわい。
登校班がやだ。
…などはでてきても、具体的に何がどう困ってるとか、助けてほしいとか、配慮がほしいなんてのは言葉にできません。
いや、子どもだからというわけでもなく、これは大人でも難しいことです。
加えて子どもの場合は、その時頭に浮かんだ情景をポンポンと言葉にしているだけな時もあるので、本当にそれが困って仕方がなくて、行きたくないのか?と言われると謎が残り続けます。
医療的な見当のつけかたで上記の訴えをみると、つい私たちは、
給食が美味しくない。→味覚や臭覚が過敏?
国語がつまんない。算数がやだ。→LD?(知能は平均程度でも読み書き計算のいずれかが難しい)
クラスの子がうるさい。→いじめ?それとも、聴覚過敏?
周りと遊びがあわなくて休み時間が退屈。→先生がちゃんとみてくれてない?
先生がこわい。→繊細さん?HSC?
登校班がやだ。→班長があの子だから
… みたいに考えてしまう。
給食が美味しくないと感じるのは、苦手な子が同じ班だから美味しくないと思っていたり、楽しくおしゃべりして食べられなくてつらいということもあるかもしれない。 クラスがうるさいというのも、仲がいい子がいないと孤独感をもちやすくて、イヤーマフがあったほうがいいみたいな話じゃなくて、クラスで寂しい思いをしている話を丁寧に聞いていくことが実は求められるかもしれない。
それなのに、私たちはつい、そういった子どもがみている世界をしろうとせず、行動だけをみて、分類し、原因を特定し、対処法を考えて「じゃあ、こうしたら」と提案してしまう。 それで一時的には子どものモヤモヤはなくなるかもしれない。
だけど、たぶんまた、これが嫌だから学校も嫌だという言葉が出てきてしまう。 学校が嫌だと行き渋るのは、なぜか。
それは、子どもの訴えを「判断して解決しようとするから」というのが要因のひとつかもしれない。
それでは、今回はこれで終わりたいと思います。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!
まいどん先生(公認心理師)
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