不登校になってから…子どもの言いなりになっている?

不登校になってから「子どもの言いなり」になっていませんか?

ブログをお読みいただきありがとうございます!やましたです。

今日はタイトルに書いていることをテーマに記事を書いてみたいと思います。

 

「私って何なの」と思う日が続く

「学校に行けない子どもを前にして、どうしてあげたらいいのかわからない」
「無理やり行かせるのはかわいそうだから、子どもの言う通りにしてしまう」

不登校(母子登校)になったお子さんがいる親御さんから、こうした声をよく耳にします。

 

そして、そんなみなさんのお悩みは、

「不登校になってから、子どもの言うことを優先してきたら、いつの間にか子どもの言いなりになってしまっている気がする」

というもの。

「あ~、まさに…」と思われているかたもいらっしゃるかなと思います。

朝に「今日は行かない」と言えば「わかった」と答え、

昼夜逆転の生活もどう声をかけていいかわからずそのままにして、

ゲームやスマホを長時間許してしまう。

 

「やっぱりママついてきて」と言われれば「わかった」と答え、

「習い事が怖い」と言われれば「休む連絡するからね」と答え、

でも、そんなことをやりとりしていたかと思えば、突然「友達の家に行ってくる」といひとりで家を飛び出していく…。

 

「晩御飯を全部食べたらデザートね」と言っているのに、

学校がある前日に「いやだ~~~~!食べたい~!」と泣いて大荒れされたら、翌朝のことと今現在の「荒れ」をつなげてしまい、

『明日ご機嫌でいってくれるなら…』と思って「じゃあ今日だけよ」とデザートを許してしまう。

 

…そんなふうに「子どもの言いなり」になっている自覚がありながらも、「でも、仕方ない…」と思いつつ…

「このわがままが余計に不登校や母子登校期間を長引かせてるんじゃ…」とも思いつつ…。

いやいや、どこかのサイトで愛情不足が原因だとか、満たしてあげればいいとか書いてたし…

いやでも、どこかのサイトでは甘えさせるとそれだけわがままが助長されるとかも書いてたし…

 

 

…大混乱ですよね。

 

とにかくもう、私たち親は、子どもの不機嫌時間を少しでも短くしたい。

もう疲れた。はやくこの悪循環から抜け出したいわけです…。

 

まず読んでいただいているみなさんにお伝えしたいのは、こうなってしまうのは、決して「ダメな親」なんてことはありません。
むしろ、子どもを守りたい、苦しみを増やしたくないという深い愛情と優しさの表れだと思います。

 

ただし、その「優しさ」が長引くとき、別の問題が静かに進行していく…ということを書いていきたいと思います。

 

典型的な「言いなりパターン」と「なぜ言いなりになるのか」(心理的背景)

  • ルールを破ってゲームやスマホを長時間→ 親「今は元気を回復する時期だから…」とルールのことを置いておき許してしまう。
  • 食事や生活リズムが子ども中心になり、家族全体が子どもに合わせるようになる。
  • 結果的に、子どもは安心するどころか「自分の欲求を叶えてくれる親」という関係が固定され、安心よりも「依存」が強まる。

これらはあくまでも例なのですが、例えばこんなふうに、「子育てってこれでいいんだろうか…?」と悩みながらも、子どもと膝を突き合わせて話すような「話をする」ということができないまま、日々がすぎていく…というかたは多いです。

 

例のように、親が「言いなり」になってしまうのには、以下のような理由があります。

  1. 子どもの苦しみに対する不安の強さ
    つらそうな我が子を見て、「これ以上無理をさせて壊れてしまったらどうしよう」と感じるから。
  2. 罪悪感
    「自分の育て方が悪かったのでは」「私のせいで不登校になったのでは」と自分を責める気持ちがあるから。
  3. 周囲からのプレッシャー
    「無理させないで」「休ませてあげたほうがいい」という声に押されてしまうから。
  4. 親自身の不安
    将来どうなるのか分からない不安に耐えられず、「今だけでも穏やかでいてくれたら」と思うから。

…これらが重なったとき、親子の境界線が薄れてしまい、気づけば「子どもの望みを叶えることが最優先」になってしまうということが多いように思います。

 

しつけや話し合いよりも、とにかく毎日をできる限り平和に過ごしたいと思ったり、癇癪をおこされたくないからと先回りして不快にさせないようにすごして、結果、1日の終わりに「わたし…なにやってんだろう…」とむなしくなってしまうかたは少なくないはずです。

 

「言いなり」の先に起こること

一時的に子どもの希望を叶えることは、安心感を与える面もあります。しかし、それが長期化すると以下のような弊害が出てくるとも考えられなくもありません。

  • 親子の立場が逆転する
    「親が子どもを支える」ではなく「子どもが親を振り回す」状態になり、親が疲弊する。
  • 子どもの自己肯定感が下がる
    本当は「やらなければいけないこと」があるのに、逃げ続けている自分をどこかで責めてしまう。
  • 社会に出る力が育ちにくい
    親のコントロール下では安心できても、外の世界に出たときに対処できない。

つまり、「優しさのつもり」が逆に「子どもの未来の力」を奪ってしまうことがあり得る…とも考えられなくもありません。

 

では、どうすればいいのか?

わたしが思うに、大切なのは、「言いなり」ではなく「対話」に立ち返ることだと思います。

対話とは、「子どもの気持ちをただ聞くだけでなく、親の思いや基準も伝え合うこと」です。

 

たとえば…↓

  • 子どもが「学校は行きたくない」と言ったとき
    → 親「無理に行けとは言わない。でも、生活リズムは一緒に整えよう」
  • 子どもがゲームばかりしているとき
    → 親「ゲームが安心できるのはわかる。でも夜は家族の時間にしたい」

このように「子どもの思いを尊重しながら、親としての基準も示す」ことが境界線を回復させる場合があります。

上で書いているのはあくまでも例ですが、言いなりになりっぱなしではなく、親の意見を押し付けることもなく、それぞれ分かり合おうとする姿勢が大事である、ということです。

 

 実際のケース

ある中学生の男の子は、朝起きられず昼夜逆転の生活をしていました。
お母さんは「無理をさせないほうがいい」と考え、子どもに合わせて夜更かしし、朝寝坊し、一緒にゲームをすることもありました。

しかし次第にお母さんは疲れ果て、「このままでは共倒れになる」と感じて相談をしてくださいました。

支援ではまず、「お母さん自身の生活リズムを整える」ことから始めました。
朝は母が起きて朝食を用意し、「私は朝を大事にする」と態度で示したのです。
すると、最初は不機嫌だった子どもも、少しずつ朝に顔を出すようになり、次第に「昼夜逆転」が緩和されていきました。

母が「子どもの言いなり」から抜け出し、「学校がある時間帯に一緒にゲームをするのは変だと思うようになった」「勉強しろとは言わないけど、日中の過ごし方を考えていこう」とお母さんの気持ちを少しずつ伝えていくと、そのうちお子さんにも伝わっていき、このお子さんは少しずつ休会していた塾に通いだし、学校にも五月雨的ではありますが登校するようになっていきました。

 

この家庭の場合は、こんなふうに変化していきました。↓

  1. 親自身の生活を守る
    睡眠・食事・仕事など、自分の生活を犠牲にしない。
  2. 家庭のルールを明確にする
    「夜は12時まで」「食事は一緒に」など、できる範囲のルールを。
  3. 子どもの気持ちを言語化して一緒に考える
    「学校が嫌」と言ったら、「何が嫌なのか」を対話で深める。
  4. 親の不安を相談できる場所を持つ
    親が安心しているとき、子どもも安心できる。

まとめ

「子どもの言いなりになってしまっている気がする」のは、子育ての失敗などではなく、むしろ「子どもを守りたい」という気持ちの結果であると私は思います。

ただ、その優しさに親自身の「軸」を取り戻すことが加わると、親は子供に対してブレずにかかわることができるようになっていきます。

親と子の境界線を取り戻すことは、決して子どもを突き放すことではありません。

お母さんは、お子さんの召使でもありません。

一人の人間として、変な上下関係を持たずに、向き合い、支え合うのが親子だと私は思いますし、対話を大事にしていくことで、結果的に復学をしていったケースをたくさんみてきました。

 

どうか、ひとりで背負わないで、自分の気持ちを吐き出してください。

そういった場がない・相談する場がほしい…と思う方がいらっしゃったら、よければLINE登録や、ほかのブログもご参考にしていただけますと幸いです。

 

👇夏休み明けの行き渋りが怖い…そんなあなたへ

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

 

まいどん先生(公認心理師)

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