「意味の喪失」が不登校を増やした

 

「意味の喪失」が不登校を増やした

ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

保育園の送迎をしていると、なんでみなさんあんなに汗をかかずにいられるのか理由を教えてくれと思うわたしです。

わたしはすごい汗っかきでして、よく「代謝がいいんだね」とかいわれますが、いいえ、ちがいます。ただの汗っかきです。

顔汗だくだくになりやすく、この時期はだいたいいつも顔に汗が浮かんでいて…本当にやだ。

勤め人として電車通勤をしていた時代は、よく保冷剤をハンカチに包んで持ち歩いていたなぁ…。

今回は、ちょっと哲学的な内容でせめてみようかな、と思います。

 

「夜と霧」で有名なフランクル

フランクルのロゴセラピーでは、人間の根源的な動機は「意味への意志」であり、人生に意味や目的を見出せない状態を「実存的空虚」と呼んでいます。

現代の子どもたちが不登校になる背景にも、この実存的空虚、すなわち「生きることや学ぶことの意味」を見失っている状況が深く関係しているという考え方もあるかもしれません。

 

単なる学力や進学、あるいは社会的地位を目指すだけではなく、

「自分はなぜ勉強するのか?」

「自分の存在にはどんな価値があるのか?」

…という根源的な問いに納得できる答えを見出さなければ、精神的なエネルギーを維持することが難しくなる、と私は考えていまして、

 

特に現代は、過度な効率主義や成果主義、周囲との比較や競争によって、子どもが自己肯定感や自己効力感を育む機会を奪われ、結果として「意味」を失いやすくなっています。

「意味の喪失」が子どもたちを実存的空虚に追い込み、不登校や無気力へとつながっている可能性は非常に高いといえるのではないでしょうか。

したがって、不登校を解決するためには、単に登校刺激や学習支援だけではなく、子ども自身が自らの人生に意味を見出す手助けが重要になるのでは、と。

 

子どもが学校に行けない…それは「意味の喪失」のサインかも。

1学期が終わり、いよいよ夏休みですね。
母子登校や不登校のお子さんを支える日々、本当におつかれさまでした。

毎朝、お子さんと学校に向かいながら、
「今日こそは…」
「いつまで続くの…」
そんな想いを胸に抱いて過ごされた日々だったのではないでしょうか。

お母さんにとっては、周りの子どもたちが当たり前のように通学している姿を見るだけでも辛かったかもしれません。
自分の育て方が間違っていたのか、親としての自信を失い、不安と焦りでいっぱいになっているかもしれません。

 

「意味の喪失」が不登校を生み出す

心理学者ヴィクトール・フランクルは、人間が抱える最大の苦しみの一つ「意味の喪失」を挙げました。

フランクルは、ナチスの強制収容所という過酷な環境で、「生きる意味」を見失った人々が、精神的にも身体的にも衰弱していく姿を目の当たりにしました。

これを現代の子どもたちに置き換えて考えてみると、学校生活の中での苦しさ、友人関係の悩み、勉強についていけない辛さなどが積み重なり、次第に「学校に行く意味」を失ってしまうのかもしれません。

子どもが学校に行けないという状態は、
「自分にとって学校とは何だろう?」
「自分は何のために勉強しているんだろう?」
「なぜ友達と関わらなければならないんだろう?」
という根本的な疑問が生じた結果なのかもしれません。

お母さんがいくら一生懸命学校へ連れて行っても、
子ども自身がその意味を見出せなければ、状況はなかなか改善しません。

 

ただ学校へ戻すのではなく、「意味」を見つける支援へ

あなたがこれまで疲弊してしまった理由の一つは、「学校へ行かせること」だけが目的になってしまっていたからではないでしょうか。

でも、大切なのは、
子ども自身が学校や学びに対して「意味」を感じられるようになること
なのかもしれません。

わたしは、「意味」を感じると、自然と前に進み出した…というケースって、たくさんみてきているんです。

フランクルは、人が再び生きる意味を見出すためには、「他者との深いつながり」や「自己を超えた使命感」が必要だと語りました。

 

これを子どもたちに置き換えれば、

  • 学校や先生、友達との間に安心できるつながりを再構築すること

  • 自分自身が誰かに必要とされていると感じること

この二つを育てることで、子どもは再び前向きな気持ちを取り戻す可能性があるんじゃないかな、と思います。

 

夏休みにこそできる「意味」を取り戻すための過ごし方

1学期に疲弊したお母さんにとって、夏休みは絶好の機会ともいえるかもしれません。
なぜなら、学校から距離を置き、焦らず、ゆっくりと親子の時間を過ごすことができるからです。

夏休みだからこそ、できることがあります。

例えば、親子でゆっくり会話をする時間を作ってみてください。
ここで重要なのは、学校や勉強の話題を一旦横に置いておくことです。

 

その代わりに、

お子さん自身がどんなことに興味があるのか、

何をするときに楽しそうにしているのか、

どんなことに心を動かされているのかを観察し、

一緒に感じてみることを意識してみてください。

子どもが自分自身の価値や、「自分は誰かに必要とされている」という感覚を取り戻すきっかけが生まれるかもしれません。

 

親自身が抱える「意味の喪失」とも向き合う

同時に、お母さん自身の「意味の喪失」とも向き合ってみることが大切です。
お子さんが学校に行けなくなり、自信を失い、「母親としての価値」を感じられなくなってしまった方もいるでしょう。

でも、あなた自身が、子どもの登校という結果だけで自分の価値を測ってしまうことは、あまりに悲しいことです。

あなたは、「子どもを学校に行かせる人」ではなく、
「子どもが自分らしく成長できるように寄り添える人」
です。

子どもの悩みに共感し、子どもと共に悩み、共に希望を見つけていく姿勢こそが、お母さんとして何より尊い価値といえるのではないでしょうか。

 

「意味」を一緒に見つけていきましょう

不登校や母子登校の解決は、単純な方法ではありません。
でも、親子でゆっくりと自分たちの価値観や人生の意味を再確認しながら進むことで、きっと状況は少しずつ変わっていくでしょう。

夏休みは、その第一歩を踏み出す最良のタイミングです。

あなたがもし一人で抱え込んでしまっているのなら、ぜひ専門家や、信頼できる仲間にも相談してみてください。
苦しさを分かち合い、一緒に希望の道を探っていくことは、あなたにとってもお子さんにとっても大きな励ましとなると思います。

この夏が、お母さんとお子さんにとって「意味を取り戻す」素晴らしい機会となりますように。

 

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

まいどん先生(公認心理師)

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