どんな子に育ってもらいたいですか?
ブログをお読みいただきありがとうございます!
まいどん先生こと山下です。今回は、家庭教育について…というより、思想的なお話です。
子育ての本質ってなんなんだろう?ということを書いてみたいと思います。
あの時の気持ちはどうだっただろう
みなさんは、お子さんがお腹の中にいると分かった時、どんな気持ちになりましたか?
「嬉しい」「どうしよう」「今…ここで出来るの?!」「自信がない」「やっとだ…」
妊娠していますと言われた瞬間から、出産まで、不安はありましたか?
特に、不妊治療などで悩まれた親御さんは、きっと出産までとても不安な日を過ごされてきたことと思います。何度か悲しい涙を病院で流されてきた方もいらっしゃるのではないかと思います。
キャリアを積んできたお母さんであれば、そのこともふまえて「どうしよう」と思われた方もいらっしゃると思います。
いずれにしても、お子さんがうまれてきてくれた瞬間のいとおしい感じは、お母さんにしかわからない一生の思い出だと思います。
この時、あなたはうまれてきたお子さんを見てどのような子に育てていきたいと思いましたか?
いつの間にか誰かの子育てと比較してしまう
お子さんがうまれた瞬間から「質の良い教育を受けさせて、大学は国公立。ゆくゆくは官僚か医者に…」と思われた方がいらっしゃったら、それは少数派だと思うのですが(個人的意見です)、おそらく多くの親御さんは、「この子がすくすくと成長して幸せになってくれればいい」と思われたのではないかと思います。
まずは「頭をよくしよう」よりも「健やかに成長してほしい」というのが親御さんの願いだったのではないでしょうか。
しかし、それも子育てをしていくうちに、検診があったり、保育園や幼稚園や小中高…と、お子さんが成長するにつれて、他者との比較をしてしまうようになられた方は多いのではないでしょうか。
「あの子と比べてうちの子はこう」
「あの子はできるのにうちの子はできない」
みたいに、「昨日と今日を比べてここが成長した」という絶対的ではなく相対的な評価で子どもを見るようになっていませんか?
親の理想の子ども像と現実の子どもの様子を比べ、減点方式で見るようになっていませんか?
それでは子どもは、親に認められていない感覚を持ち続けてしまうかもしれません。
先が見えない時代にどう育ってほしいか
以前は詰め込み教育で、いかに早く正確に正解を導き出せる人材を生むかだった日本ですが、最近は生きる力を育むということで、自分で考えて行動出来る子を育てていきましょうというふうにかわりました。
それはなぜかというと、これだけ情報があちこちに転がり、技術が発展している中で、様々な可能性を考え、柔軟に選択し、判断し、そしてちょっとしたことではへこたれないレジリエンス力の高い人材が社会では重宝されるようになったからです。
そうなるためには、考える力も大切です。見識を深めるために物事をじっくり観察し、推論する力が高まっていくことで、誰かの受け売りではない自分の考えを導き出せるようになっていくでしょう。
そう考えますと、子どもには多少の失敗経験は必要ですし、傷つくことも時には必要です。
人生の奥深さというか、人として深みを持つには、案外失敗や傷つきがプラスに働くこともあります。
もちろん、どんな時でも突き放せというわけではなく、その子によって必要な体験は何かを考え、もし失敗してしまったらそれを責めずに寄り添ってあげることが大事です。
「子どもの失敗を愛し、親子で一緒に成長していこう。この子ならきっと大丈夫」
そんなふうにかかわっていくことで、「この子がすくすくと成長して幸せになってくれればいい」という親御さんの最初の願いは達成されていくのではないかと私は考えます。
最後に、インドの詩聖といわれたタゴール(アジア人初のノーベル賞受賞者)の詩を載せたいと思います(*'ω'*)
私が願うのは 危険から護られることではなく 危険のさなかで恐れないことです哀しみのどん底、心のはげしい痛みの中で 慰めてもらうことではなく 哀しみを克服し、勝利をうたうことなのですあなたが来て私を救ってくださる これを私は願っていません 私が願うのはのりこえてゆく力です 暗い悲しい夜 ああ 決してあなたを
ラビンドラナート・タゴール『ギタンジャリ』より |
私はこの詩にめちゃくちゃぐっときました。
お子さんたちが、色んな困難を乗り越えていく力を身につけ、どんなに暗く悲しい夜でも自分のことを信じられたら…そんなことを思いました。
あなたはどうですか?(*^_^*)
それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
親まなびアドバイザー まいどん先生
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