旦那の「なんとかなるだろ」がむかつく

旦那の「なんとかなるだろ」がむかつく

不登校の悩みは、子供との戦いだけではありません。

実は、多くの相談者さんが口を揃えて言う「ラスボス」がいます。

 

それは…ご主人です。

 

あなたが毎日、朝の地獄に耐え、学校への欠席連絡に胃を痛め、昼食を用意し、将来の不安に押しつぶされそうになっているとき。

帰宅した夫、あるいは週末のご主人が放つ、この一言。

「まあ、焦ってもしょうがないよ」

「そのうち行くだろ」

「お前が心配しすぎなんだよ。もっとどっしり構えろよ」

 

その瞬間、血管がブチ切れる音が聞こえ、手元にある熱いお茶を、その顔面にぶちまけたくなる衝動に駆られるくらいイライラして、

「はあ? 誰のせいで私がこんなに苦しんでると思ってんだ」

「お前が何もしないから、私が一人で背負ってるんだろうが!」

…と言いたい気持ちすら、もう持てなくなっていき。

あ、もうわたし、いよいよ主人のことを空気だと思って、部外者だと思って、興味関心すらなくなってるわ…なんていうこと、ありませんか。

 

今日は、不登校家庭で頻発する「夫婦間の温度差(別名:夫への殺意)について、書いてみたいと思います。

 

「主人にイラつくのは更年期だからですかねぇ」なんて笑いながらいうお母さんもいますが、

ううん。たぶん、違う。

たぶんそれ、お母さんが戦場の最前線で戦ってるのに、ご主人が安全なところから指示してくるからムカつくんですというお話です。

そもそもその発言は、「楽観」ではない

旦那さんが「なんとかなる」と言うのは、ポジティブで器が大きいからということもあるかもしれないんですが、

単に、「現状の悲惨さを知らない(見ていない)」からということが多いように思います…。

 

彼は見ていません。

毎朝、布団から引きずり出す時の、あの子の獣のような目つきを。

「死にたい」と泣き叫ぶ声を。

先生に「今日も休みます」と連絡する時の、あなたの震える指先や緊張感を。

休んだ日のやりとりが、どれだけあたまをフル回転させるかを。

どれだけあなたが、精神的にボロボロになっているかを。

 

ご主人は、、「結果(休んでいる事実)」しか知らない。

そこに至るまでの「過程(あなたの泥臭い格闘)」を、肌感覚として共有していない。

だから、平気で「見守ろう」とか「焦るな」と言えるのかもしれません。

 

ちゃんと肌感覚的に共有できていて、奥さんの愚痴も、つらさも、できる限りわかろうとして、一緒にがんばろうとしてくれる人の「なんとかなるよ」「見守ろうよ」とはまた違う言葉ですよね。

楽観的ではなく、「無関心」に近いものがありますよね。

 

あなたが怒り狂うのは当然です。

「一緒に戦ってくれている」という感覚がない。

一番の味方であるはずの夫が、まるで「観客」のように振る舞っている。

それが、何よりも孤独で、悔しい。

てめーの子どもだろーが!!!いいよなぁ!お前は時間になったら、着替えて、仕事にいけるもんなぁ!!!

脳を切り替えられて、いいよなぁー!わたしなんて、ずっと、「お母さん」なんだけど!!!!!

 

…って、思いますよね。

男は「解決」したがり、女は「共感」してほしい

男性脳の多くは「解決」を急ぎます。

あなたが「今日、あの子が暴れて大変だったの…」と、ただ辛さを吐き出したくて言ったとしても、

夫は「じゃあ、スマホを取り上げればいいじゃん」とか「俺がガツンと言ってやるよ」と、的外れな解決策を提示してきます。

 

「そうじゃない! ただ『大変だったね』って言ってほしいだけなのに!」

このすれ違いが、殺意悲しさを増幅させます 😥 

 

夫からすれば「アドバイスしたのに妻が不機嫌になった」と拗ねる。

妻からすれば「何もわかってないくせに偉そうに」と絶望する。

こうして、夫婦の会話はなくなり、

お母さんはますます孤独な密室育児に追い込まれていくという…。

ご主人を「戦友」にするために

では、どうすればいいのでしょうか。

離婚届を叩きつける前に、一つだけ試してほしいことがあります。

それは、「感情」ではなく「業務(日誌)」で伝えることです。

 

男性は、感情的な訴え(「辛い」「苦しい」)を、「責められている」と変換しがちです。

だから防衛的になり、「お前のやり方が悪い」と反撃してきがちです。

事実だけを淡々と、数字とタスクで報告してください。

 

✖「もう精神的に限界。あなたがなんとかしてよ!」

〇「今朝、起こすのに〇分かかりました。暴れて壁を蹴り、その修復と掃除に〇分。学校への連絡と先生との電話で〇分。私の仕事の開始が〇分遅れました。現状、私の稼働リソースがパンクしています」

 

冷たいようですが、これくらい「業務報告」に徹すると、

夫は初めて事態の深刻さを「データ」として理解しやすくなります。(女性からするとめっちゃめんどくさいですよね…察しろよ!!という…)

ただ、「なんとかなる」という(根拠のない)楽観が、「リソース不足」という現実的な問題に変わることがあります。

実際、私も支援の中で、こんなふうにご主人への共有の仕方をアドバイスすることがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

実際の支援の現場では、もっとドロドロとしたお母さんのご主人への愚痴・感情をうかがってきているのですが、今回はとってもライトに書いてみました。

まずは、共有の仕方を変えてみる。本当は、感情部分をちゃんと拾って「それは大変やんね。いつも背負ってくれて、申し訳ない。だけど、ありがとう。お母さんががんばってくれているから、○○も、学校のことどうしよう…って悩んで、苦しんで、頑張ろうとしてるんだよな。ありがとう。俺、どういうふうに接していこう。こういうふうにするのはどうかな。意見がほしい」などと言ってくれれば、まだ気持ちも軽くなりますが、さっさとお風呂にはいって、お酒飲んで、寝てしまう…なんていうことが結構あり…。

 

こっちはへとへとで、からだにつきまくった泥(子どもから浴びせられた暴言・先生からの何気ない一言・自分のプライベート時間が一切取れないモヤモヤなど)を一緒にはらったり、半分もらったり、洗い流してほしいのに。「あ、おつかれ」みたいな感じだったり、「おつかれ」みたいなかんじもないくらいだったら、「帰ってくんな!!!」とすら思うこともあるかもしれません。

 

ただ、共有の仕方を変えてみるだけで、ご夫婦が連携しやすくなった例もありますので、ブログに書いてみました。

支援中の皆さんの愚痴は、引き続き、いつでもお待ちしております 😆 

 

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

まいどん先生(公認心理師)

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