表では「家庭の教育力が大事」と説きながら、裏で私が「お母さん、もう頑張らなくていい」と伝える理由。

 

表では「家庭の教育力が大事」と説きながら、裏で私が「お母さん、もう頑張らなくていい」と伝える理由。

二つの顔を持つ私

私は普段、地方議員の方々や教育関係者に向けて、セミナー講師としてお話をさせていただくことがあります。

テーマは「家庭教育支援」や「不登校支援」について。

元々、私が所属していた支援機関の代表が文部科学省の検討委員や教育長を務めていたご縁もあり、私はそこで、国の指針に基づいた話をします。

「家庭と学校、地域が連携しましょう」

「家庭の教育力を高め、子どもの自立を促しましょう」

それは、社会全体を良くするためには、間違いなく「正解」です。

制度として、システムとして、学校や家庭がどうあるべきか。その「あるべき論」を語ることは、私の仕事の一つです。

 

しかし、セミナーを終えて演壇を降り、一人の臨床家として、悩み苦しむお母さんと対峙したとき。

私の口から出る言葉は、それとは全く逆のものになります。

「お母さん、もう『ちゃんとした親』をやめませんか?」

「学校なんて、行っても行かなくても、どっちでもいいんです」

なぜ、私は二つの顔を持つのか。

今日は、その理由をお話ししたいと思います。

 

「正論」が人を追い詰めるとき

私は14年間、支援の現場に立ち続けてきました。

そこで見てきたのは、真面目で、教育熱心で、愛情深い親御さんほど、社会の「正論」に押しつぶされていく姿でした。

「家庭の教育力が大事」

この言葉は、裏を返せば「子どもが学校に行かないのは、家庭の教育力が低いからだ」という呪いになって、お母さんたちを襲います。

議員や行政の方々に伝える「制度の話(エンジニアリング)」は、あくまで全体を回すための設計図です。

 

しかし、目の前にいるあなたのお子さんは、規格化された部品ではありません。

設計図通りにいかない個性を持った、生身の人間です。

システムに適合できないお子さんを、無理やり「正論」の型にはめ込もうとすれば、どうなるか。

お子さんの心は壊れ、お母さんの心もまた、罪悪感で摩耗していきます。

 

私は、制度を作る側の論理も知っています。

だからこそ断言できるのです。

今のあなたに必要なのは、社会的な正しさではなく、あなたとご家族だけの『納得解』だ」と。

 

私もまた、「擬態」して生きてきました

偉そうなことを言っていますが、私自身、人生の半分以上を「擬態」して生きてきました。

「普通」であること。「優秀」であること

親の期待に応え、社会のレールから外れないように、自分の本音を押し殺して生きてきました。

「自立」という言葉にコンプレックスを持ちながら、「自立支援」の専門家の顔をして働いていた時期もありました。

 

だから、痛いほどわかるのです。

お子さんの不登校を前にして、あなたがどれほど「親としての責任」を果たそうと必死になっているか。

そして、その「必死さ」が、皮肉にもお子さんを苦しめているかもしれないという事実も。

 

子どもは、親の嘘を見抜きます。

お母さんが「良き母」を演じれば演じるほど、子どもは「ありのままの自分」を否定されたと感じ、暴れ、あるいは沈黙します。

 

MIKURU・MIRUが目指すもの

私がMIKURU・MIRUで行っている支援は、単なる「学校復帰」ではありません。

それは、「脱・擬態」のプロジェクトです。

ガダマーという哲学者は「対話」の重要性を説き、レヴィ=ストロースという人類学者は「ありあわせの材料で創造する(ブリコラージュ)」ことの強さを説きました。

私の支援では、こうした哲学や心理学の知見をベースにしながらも、難しい話はしません。

やることは、とてもシンプルで、でもとても勇気のいることです。

 

それは、お母さんが「役割」の鎧を脱ぐこと

そして、お子さんが発している「不可解な行動」の裏にある、魂のメッセージを読み解くこと

 

「朝起きられない」のは、怠けではなく、親の過干渉に対するストライキかもしれません。

「暴れる」のは、お母さんが飲み込んできたストレスを、代わりに吐き出しているのかもしれません。

 

そうやって、絡まった糸を一つひとつ解いていく。

その作業は、スピリチュアルなものでも、魔法でもありません。

ご自身の生育歴や、思考のクセと向き合う、極めて現実的で、本質的なアプローチです。

 

敵を知っているから、守れる

私は、地方議員に講義をさせていただくほど、今の日本の教育システムや社会のルールを知っている。

これは、支援者として最大の武器だと思っています。

システムを知っているからこそ、そこから外れたあなたとお子さんが、どうすれば傷つかずに生きていけるか、その「抜け道」や「守り方」を具体的に案内できるからです。

 

「学校に戻すこと」をゴールにした支援機関に行き、傷ついた経験はありませんか?

 

それは、彼らがシステム側の論理で動いているからなのかもしれません。

私は、システムの限界を知った上で、あえて「個人の幸せ」を最優先にする道を選びました。

 

最後に

もし、あなたが「正解」を求めているなら、私のところではないかもしれません。

でも、もしあなたが、

 

「マニュアル通りの対応に違和感がある」

「表面的な解決ではなく、人生そのものを変えたい」

 

と感じているなら。

MIKURU・MIRUは、あなたのための場所です。

 

ここでは、良い母親を演じる必要はありません。

ドロドロした感情も、弱音も、すべて吐き出してください。

 

同じ痛みを知る人間として、私がすべて受け止めます。

社会の「正論」から離れて、あなたと、あなたの大切なお子さんだけの「幸せの形」を、一緒に手作りしていきましょう。

 

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

まいどん先生(公認心理師)

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