目の前の小さな幸せに気づけると運をつかめる話

小さな幸せ探しがうまいお母さんを目指そう

昨日、今日あたりが終了式という学校も多いかと思います。

この1年を振り返り、お子さんはどのような成長を見せてくれたでしょうか。

今回は「小さな幸せ探し」について記事を書いてみようかと思います。

 

「小さな幸せ探し」とは

私は心理検査などを通じての精神分析をするのではなく、家族療法と認知行動療法がベースになった家庭教育の専門家です。

子どもの心理状態も加味しながら支援を差し上げていますが、基本的には子の『行動』とその『動機』と『家族システム』から状況を分析しております。

家族というシステムの円環的な関係(円環的因果律)と家族の一員が抱える問題は特定の原因によりもたらされた結果(直線的因果律)をふまえてお子さんの「行き渋り」「わがまま」「母子登校」「不登校」「家庭内暴力」などが発生する原因を判断しています。

こちらが行うご家庭の分析のベースは家族療法の考え方で、親御さんにはペアレンツキャンプのPCMの理論がベースになったMIKURUMIRUのコンパスメソッドをまなんでいただいております。

親御さんのまなびには認知行動療法の「認知の歪みの気づき」、「認知的戦略」「セルフモニタリングのノート(コラム法)」、「問題解決技法」、「アサーショトレーニング」「予防戦略」といったものが含まれます。

難しい書き方になってしまいましたが、物の見方を変えたり、自分の対応を客観視出来たり、問題が起きたときの解決の思考や方法を得たり、お互いが無理をしなくていいコミュニケーションの取り方ができたり、不登校や母子登校などが再発しないような予防的な考え方を身に付けていただいています。

そして、マインドフルネスという考え方も伝え方を変えて親御さんに実践をしていただくことがあります。

実はそれが、「小さな幸せ探し」なのです。

 

「小さな幸せ探し」がうまいと幸せなお母さんに慣れる

 

よく「隣の芝生は青く見える」と言いますが、これまで子育てをしていてよそのご家庭とご自分のご家庭を比べて落ち込んだり焦った経験をされたことはありませんか?

「○○さんのお子さんは毎日塾に通って自主的に勉強出来ているのにうちの子は学校の宿題すらしない」

「△△さんのお子さんは自己主張がちゃんとできてハキハキしている。うちの子は内弁慶で自分の想いを言えないでうじうじしやすい」

「□□さんのお子さんはサッカーを習っていて生き生きしているのに、うちの子はゲームばかり」

…といった感じで、よそのお子さんの「よいところ」を、わが子の「ダメだと感じるところ」と見比べてしまったことはないでしょうか。

 

しかしこれは、目の前のお子さんのことを肯定的に見れているとは言えませんし、子どもが元気にすくすくと成長してくれた喜びや、平和に生活できているところには目を向けられていないとも言えます。

 

「でも、そんなのは順調にいっている人だから言えることなんですよ!どん底に居たらそんなことも思えません!」

…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、今つらくて苦しい思いをされている最中でしたら、なかなか辛さを忘れて生活を送るというのは難しいですよね。

しかし、そんな中、ほんの一瞬でも、その辛さを忘れられる瞬間はないでしょうか?

映画を観たり、美味しいものを食べたり、お買い物をしている最中はそのことに集中できる瞬間がほんの少しでもあったとすれば、つらい・苦しい・悲しい・焦る…といった

感情や視点はそらすことができることがわかります。

 

人は丸いものよりも、欠けているものに目がいきがちです。

 

しかし、目の前にいるわが子の「欠けている」部分ではなく、出来ているところや存在そのものを心から受容する・受け入れるという練習をしてみませんか?

「子どものよいところを探そう。見よう」とすればするほど、今がどれだけ満たされているかがわかってきます。

 

認知療法のひとつ「マインドフルネス」

「今の目の前のことに集中する。小さな幸せ探しをする」ということに集中することは、「先を想像して焦ること」も「過去を振り返り自分を責めること」もせず、「今この瞬間」に目を向けられている状態といえます。

「今、ここ」「今この瞬間」に集中することは「マインドフルネス」の一種です。

 

マインドフルネスでは瞑想を取り入れることも多いため、スピリチュアル的なものと勘違いされている方も多いですが、そうではありません。

(ちなみに瞑想は厚生労働省文科省のwebページでも紹介されています)

 

料理をしながら違うことを考えたり、運動しながら子どものことを考えたり、仕事をしながら家のことを考えたりと私たち人間は何かをしながら別のことを考えることが出来てしまいますが、それが当たり前になると目の前の「今、ここ」に目を向けられなくなりがちです。

そうなると、つい子どものことを見るというよりも先々のスケジュールのことに気がいって、子どもの出来ていないところに目がいき批判してしまいやすくなります。

子どものことを肯定的に見る練習を、ぜひこの春休みの間に取り組んでみていただければと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

春やすみは親子で過ごすことが増えます。その分、つい子どもの出来ていないところに目がいきがちです。

しかし、「小さな幸せ探し」が出来ていれば、イライラして毎日過ごす…というところからは脱することができるかもしれません。

また、小さな幸せ探しがうまくなってくると、子どものことを「認める」「褒める」ことが上手な親御さんになりやすく、親子関係がますますよくなっていきます(*^_^*)

そして、親御さんのメンタルも安定しやすくなるのでぜひぜひ実践してみてくださいね 🙂 !

 

スタンドエフエムという音声配信サイトでも春休み中の過ごし方について情報を発信中ですので、ぜひこちらも聴いてみてくださいね。

→スタンドエフエムサイトはこちら

 

それでは、また次回ブログにてお会いしましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました♪

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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