その干渉はなんのため?

その干渉はなんのため?

自分のことは自分でできるようになってほしいものの…

過干渉と過保護がよくないとわかっている。でも、学校から宿題は見てあげてください。忘れ物をさせないように声をかけてあげてください。と言われるので口出しはしてしまいます

こういう方は多いのではないかと思います。

確かに、小学校低学年のお子さんがいるご家庭ですと特に、保護者向けプリントや全体に向けての説明で学校から「おうちでも見てあげてください」と言われることが多いですよね。

しかし、多くの親御さんは、どこまで干渉すればいいのか?どのように口出しをすればいいのか?どこまで求めればよいのか?ということに悩みます。

 

まじめな親御さんであればあるほど、

私がちゃんと関わるということが大事なんだ…できるようにしてあげないと…

と一生懸命になり、「先に宿題しなさい」「音読までが宿題でしょ。今やりなさい」「明日の用意できてないでしょ。今やるよ」と声をかけ、子どもに嫌がられ、それでも「やりなさい!」と時に感情的に言ってしまう…ということが繰り返し起きやすいです。

 

本当は親御さんも子どもに任せてしまいたい。

宿題や、持ち物チェックを親がするのではなく、子どもが自分で時計を見て自ら考えて行動してほしい。

 

しかし、学校に言われている以上やらせなければならない。声掛けが多くなればなるほど、子どもは自分で考えて行動するというよりも、親の声掛けにより何とか動く…という状況を作ってしまって、

自分のことは自分で

の理想からかけ離れてしまいやすいです。

 

判断の押し付けをやめるところからはじめてみませんか

親としては、「子どもには成長してもらいたいし、できれば自分のことは自分でできるようになってもらいたい」という思いがある。

けれども、子どもは親が声かけをしないと行動しない。

学校から言われている最低限のところはクリアさせたいから、親は声かけをせざる得ず、声かけが多ければ多いほど、「これでいいのかなあ…」とモヤモヤしてしまいやすいですよね。

そこで皆さんにひとつご提案したい考え方があります。

それは、『親の判断の押し付けをしない』ということです。

こちらはインスタグラムでアップしているマンガの一部分ですが、多くの「つい声掛けが増えてしまう」というケースの場合、このマンガのママのように、

子どもの様子を見た親が、「今これをするのが最善だ」と判断し、それを子に「やりなさい」と押し付けてしまう

というやりとりをよくお見掛けします。

 

たしかに「次はこれをしたらいい」と声をかけるのが一番楽です。

楽なのですが、それでは子どもなりに「どうしたらその日のうちに宿題を終わらせられるかな」「宿題は何時にやるのがいいのかな」「明日の準備はどうやってやるといいのかな」ということを考えたり、「よし、これでやってみよう」と自分で判断するという余地や経験をすることが無くなってしまいます。

 

その結果、マンガのように「自分で考えたり判断しようとしても、ママにどうせ『それではうまくいかないでしょ』って言われるし、もうぼくいいや。考えない。ママの言う通りにしてよっと」となってしまう可能性もあります。

 

選択肢を与える・前例を思い出させる・任せてみる

そこで、声かけの中身を変えてみるのもおすすめです。たとえば、

AとBとCだとどのやり方がいいと思う?

と選択肢を与え、選ばせてみて、その通りにやらせてみる。

 

昨日はどうやってたっけ?覚えてる?

と思い出させてみて、うまくいった事例をもう一度同じようにさせてみる。

 

今日はママ宿題の声掛けしないようにしてみるね。わからなければ聞いてきていいよ。自分でやってごらん

と宣言して、見守ってみる。

 

他にもやり方は色々ありますが、ひとまず今回はこの3つをご提案します 🙂

結果的には子どもが宿題をするということに変わりはないのですが、「こうしなさい」と声をかけてやらせるよりも、上の例のほうが「自分で考えて判断した」ということになります。

自分で決めて、その通りにやってみて、できた

という経験は、子どもの自信にもつながっていきますよ(*^_^*)

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

同じ「声をかける」でも、中身を変えてみることで子どもの成長につながっていくことがあります。

目指す結果は同じですが、言葉がけひとつで、おうちの雰囲気が明るく穏やかになったり、子どもが自分で考えて行動しだすこともあります。

もちろん毎日このような理想的な関わりをするというのは難しいとは思いますが、それでも時々思い出してやってみると、お子さんも成長出来、お母さんの心の余裕もうまれるかもしれません。

 

誰しも、子どもを苦しませようと思って口出ししているわけではありません。

学校で困ってほしくない。成長してほしい。出来ることが増えてほしい。そういう思いがあるから、お母さんは必死になりすぎてしまいますね。

ですが、頑張りすぎてもいいことはあまりありません。

お母さんは声掛けのしすぎてイライラしたり、疲れてしまうし、子どももあまりにも言われすぎると「どうせ私なんて…」となってしまうこともあります。

 

願うのは、子どもがのびのびと楽しく毎日を過ごすことですよね。

そのことを頭に起きながら、時々声掛けの中身を変えてみるのもひとつかもしれません 🙂

 

それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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