『言うことをきかせる』子育てから、『一緒に考える』子育てへ

こんにちは。MIKURUMIRUのやましたです 🙂 

夏休みが明けて、学校が始まると、母子登校や不登校のご相談が一気に増えます。
お母さんたちが口をそろえて言うのは…

「どうやって子どもに言うことをきかせたらいいのかわからない」

…という声。

今日は、その「言うことをきかせる」子育ての先にある「一緒に考える」子育てについて、記事を書いてみたいと思います。

 

「言うことをきかせる」子育ての限界

まず、親として子どもに「言うことをきかせたい」のは自然なことです。
早く起きてほしい。宿題をしてほしい。学校に行ってほしい…

でも、命令や叱責で動かせるのは、ほんの一時ですよね…。

その場しのぎで学校に行けたとしても、翌日また動けなくなるケースを私は何度も見てきました。

 

ケース1:小2男の子

朝起きない、着替えない、玄関で泣き叫ぶ。
あるお母さんは必死で引っ張り出し、怒鳴ってでも連れて行きました。

登校はできる日もありました。
でも教室には入れず、保健室に直行。数日後には完全に休むようになり、母子登校に逆戻り…。

お母さんは涙ながらに「私は母親失格なんです」と言いました。

命令や叱責は、短期的な効果しかない。
むしろ、子どもに「学校=苦しい場所」という刷り込みを強めてしまうこともあります…。

 

「言いなり」になってしまう親たち

では、怒鳴るのをやめて「子どもの気持ちを尊重しよう」と思ったらどうでしょう。
そこから極端に振れて、「言いなり」になってしまうご家庭も少なくありません。

 

「行きたくないなら休んでいい」
「ゲームがしたいなら、もう好きなだけやりなさい」

一見、優しい関わりに見えますが、実際には「どうしていいかわからず、手放してしまっている状態」。

結果、子どもは「誰も導いてくれない」という不安を抱え、ますます外に出られなくなることもあります。

そこで私が大切にしているのが、「一緒に考える」子育てです。

 

ケース2:中1女の子

母子登校が続いていた女の子。
お母さんは「行きなさい!」と叱る日もあれば、「今日は休んでいい」と突き放す日もありました。

私がお願いしたのは、命令や許可ではなく、問いかけに変えること

「今日はどう過ごしたい?」
「保健室に行くのと、家にいるのと、どっちがやりやすい?」

少しずつ彼女は自分の気持ちを言葉にできるようになり、ある日こう言いました。

 

「2時間目から行けそう。帰りは歩いて帰ってくるから送ってほしい」

命令でも放任でもなく、「一緒に考える」ことで、自ら考え、「遅刻からでもいいから、行く」という発言がでてきました。

 

「一緒に考える」と何が変わる?

「一緒に考える」子育てを続けると、こんな変化が起きます。

  • 子どもが「自分の気持ちを言っていい」と思えるようになる
  • 親が「全部正解を出さなくてもいい」と力を抜ける
  • 親子が「共に悩む仲間」になれる

これは、学校に行けるかどうか以上に大切な変化です。
なぜなら、ここに「安心して社会に出ていける力」が育つからです。

 

ケース3:小4男の子

母子登校からの移行が難航していた子。
お母さんは「今日こそひとりで!」と挑ませては失敗し、落ち込み…。

私は「今日は一緒に玄関まで行って、そこで『どうする?』って聞いてみてください」と提案しました。

その日、彼は「今日は行かない」と答えました。
でも翌日、自分から「玄関までなら行く」と言いました。

「一緒に考える」とは、子どもが自分で選び、自分で動くための土台をつくること。
その積み重ねが、やがて自立につながります。

 

母親自身の「涙」が扉を開くことも

あるお母さんは、涙を流せないほど感情が麻痺していました。
「泣いたら負け」「母親が弱音を吐いたら子どもがつぶれる」と思い込んでいたからです。

でもある日、自然と涙がこぼれて「つらいよね」と声をかけた瞬間、息子さんは初めて「うん」と頷きました。

復学には時間がかかりましたが、親子の関係は大きく変わりました。
子どもが求めていたのは「母親の完璧さ」ではなく、「本音でつながれる安心」だったのです。

 

「家庭共育」という理念

私はこの支援を「家庭共育」と呼んでいます。

家庭は、親が一方的に「教育」する場ではありません。
親と子が一緒に悩み、一緒に学び、一緒に育ち合う場です。

完璧な親でなくて大丈夫。
「一緒に考える」姿勢そのものが、子どもにとって最大の安心であり、自立の土台になります。

 

まとめ:親も子も、ひとりじゃない

「言うことをきかせる」子育ては、限界がきます。
「言いなり」の子育ても、親子を苦しくします。

その間にある「一緒に考える」子育て。
ここに、不登校や母子登校を乗り越える大きなヒントがあると、私は信じています。

もし今、「どうしたらいいかわからない」と感じているなら、

ぜひ、一緒に考えていきましょう。

あなたとお子さんが、安心して前に進めますように。

 

それでは、今回はこれで終わりたいと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。また次回のブログもお読みいただけると嬉しいです!

 

まいどん先生(公認心理師)

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