不登校・母子登校・いじめ・無気力…なぜ起こる【講演会記録】

不登校・母子登校・いじめ・無気力…なぜ起こる【講演会記録】

こんにちは!まいどん先生です。

2月15日に東京にて、『子育て世帯の「子育ての悩み」と行政支援への「不満」~現場から見る家庭教育支援(午前)・不登校支援(午後)~』というタイトルで地方議員の先生向けセミナーとして講師としてお話をしてきました。

 

わたしはこれまで11年間、支援者として様々な家庭を支えてきました。

その中でも、最も多いご相談は母子登校です。

 

そんな母子登校の課題は、

・学校から課題視されにくい

・そもそも母子登校の認知度が低い

・子どもよりも母親が先につぶれてしまいやすい

・母親の孤立孤独化

・追い詰められた母親が子どに心理的虐待をしたくないのにしてしまう

というところです。

 

「しつけの問題だから家庭で何とかして」と家庭に丸投げせずに、何が原因なのかを学校・家庭・時には地域が一緒に考えるべきだと私は考えています。

共働き世帯が増えているこの時代に、「母子登校は家庭で解決してね。学校は関係ないんで。」なんて言われたら、ますますその家庭は孤立化します。

国も「孤独孤立対策をしていくべき。家庭教育支援の充実を。」といっているのにも関わらずです。

 

でも、実際、民間の支援を頼らざるを得ないくらい悩んでいる家庭がある。親子が居る。

民間を頼るケースの9割は行政支援を先に頼っている。でもうまくいかないから民間を頼ってきている。

校長にすら母子登校の存在が知られていない学校がある。SCを配置してますと言っても、ほとんどの学校が週に4時間くらいの契約で、本業の傍ら活動されている先生が多い。

それではいくらカタチ上SCを配置していても、そのような契約では深刻なケースは抱えきれません。

もしわたしがそういう契約でSCをしていたら、とてもじゃないですけど多くのケースを見れないし、比較的そこまで深刻化していないケースしか対応できないと思います。

SCの力量だけが原因ともいえず、そういった状況だからスクールカウンセリングを利用してもうまくいかなくて、お母さんの話を聴いて具体策もなくカウンセリングが終わってしまうという視点もあります。

 

母子登校は、長期化すれば必ず母親がつぶれるといっても過言ではないです。

働きたいのに働けない。自分の時間が必要なのにすべて子どものお世話に費やされてしまう。

そういう家庭がある。困っている家庭がある。

 

…ということをお話してきました。

セミナーを聞きに来てくださった先生方も、こういった話に保護者と子どもたちを支えていく環境を作らなければならないとより感じていただけたのではないかと思います。(そもそも課題意識があるからこそ教育をテーマにしたセミナーに来ていただいているので)

 

1件1件支援をするだけではなく、こうやって社会が変わっていこうという訴えを、活動を、コツコツ積み重ねていきたいと思いました。

 

それでは、今回はこのへんで終わりたいとおもいます。

また次回のブログにてお会いしましょう 🙂

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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