「子どもには主体的に行動してほしい」
「自立した子に育ってほしい」
「自分で自分をコントロールできる自律した大人になってほしい」
みなさんは、きっとこのような想いを持ちつつ子育てを頑張っておられることと思います。
まいどん先生です!
今回は、子どもの生きる力をはぐくむ7つのコンパスメソッドの1つである「子どもの主体性をはぐくむ」について解説をしていきたいと思います。
自立・自律とは
自立とは:他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
自律とは:他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。
子どもは、ある程度の時期までは親の庇護のもと成長をしていきます。
しかし、大きくなっても「親が助けてくれる」「なんとかしてくれる」の考えを持ったままでは自立・自律はできません。
自立には「精神的自立」「経済的自立」「身体的自立」があると言われますが、「自立」と言うと「孤独」と勘違いされる方もいらっしゃいますが決してそうではありません。
困っている時に誰かを頼ったり、制度に頼ったり、助けてもらうことができるというのは生きていく上でとても大切なスキルです。
親もとを離れ自立するためには、「親に管理されずとも行動出来る」「親に指示をされなくても自分で選択できる」「親に答えを出してもらわなくても自分なりの答えが出せる」という「自律」がポイントです。
ですが、昨今は「経済的自立(自分の稼ぎで生活ができる)」「身体的自立(自分の身の回りのことは自分で対応できる)」はクリア出来ていても、「精神的自立」がクリア出来ていない社会人が多いと言います。
精神的には親に依存をしており、自分自身を頼って自分で選択していくよりも、親に選択してもらったり、自分で決められず他者の意見に振り回されてしまうような状態です。
精神的な自立が出来ていないと、社会に出てから「自分で選べない」「自分で決められない」「自分で自分を肯定できない」「周りの意見に振り回されて自分がわからなくなる」という状況に陥ってしまうことも…。
・自分の感情を大切に出来ている
・自分が大事にしている考え方を理解出来ている
・自分の選択に責任を持てている
・すべてを自分事として捉えられる
こういった力を、子どもには身に付けてもらいたいものですよね。
主体性とは
親や先生の意見や指示の通りに行動する・頼りっきりになるのではなく、過去の経験をふまえて自分の力で考えられる子を目指してみましょう。
「自分で自分のことを決められない」というのは、子どもだけではなく大人でも「苦手」と言う方もいるかと思います。
(かくいう私も、優柔不断なタイプです。)
しかし、人生は選択の連続。朝目が覚めて「起きるか」「起きないか」レベルで言えば、1日のうちに何百もの選択をしているということになります。
飴をなめるかどうか のような小さな選択であれば、特に自分が選んだことが大きなミスにつながることはありません。
しかし、人生において大きな選択を迫られた時、他人の意見は参考にはしつつも、「自分で選択する」「相手のせいにせず自分の責任で決断する」という力がとても重要です。
これから社会はより目まぐるしく変化をしていきますが、「え~、ぼく、えらべない。ママ選んで」というやりとりが日常化していると、子どもが大きくなった時に困ってしまうかもしれません…。
主体性とは、周りの影響を受けずに自分の考えを基準に考えられることを言います。
周囲の意見や指示に頼るのではなく、自分自身の考えをもとに行動できる力は、社会でも期待されることですね。
主体性を持った子をどう育てるか
周りからの影響を受けすぎず、自分で考えたことをベースに自分の行動に責任を持つ主体性を家庭の中ではぐくんでいくことが大切。
では、どのようにして「主体性を持った子を育てるか」ですが、
・親が指示しすぎない
・親が子の代わりに決めない
・子に「自分はどうしたいのか」を考えさせる関わりをする
この3つが大切です。
具体的な言葉がけや考えさせ方についてはまたほかの記事にて書かせていただこうかと思いますが、このような関わりを積み重ねていくことにより、「子ども自身が自分の選択に自信を持てる」「子どもが自分の選択に責任を持てるようになる」というプラスの結果が得られます。
まとめ
必ずしも親の対応だけが子の性格形成に大きな影響を与えるというわけではありませんが、親の関わりによって子どもの「生きやすさ」「自立度合い」「生きる力」のはぐくみには影響を与えます。
そして、家庭教育を学ぶことで、お母さんもお父さんも子育てがたのしくなります!
お子さんへの関わり方を学んで実践していくことは、お母さんお父さんの親力、親レベルもアップするということです。
是非、今日から「主体性を持った子をはぐくむ」ということを意識してみていただければと思います(*^^*)
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