親子の関係性を築くために最も大切にすべきこと

親子の関係性を築くために最も大切にすべきこと

自分で決められない子ども…原因はその対応かも?

 

「ママ、どっちがいいか決めて!」

こんな風にお子さんからよく言われる…という親御さんはいませんか?

 

学校を行き渋るお子さんの中には、このように「自分で決断をするのが苦手な子」が多い印象があります。

学校では、自分の好きなテーマで作文を書いたりなど、自分で決めて取り組むような課題が出されたりすることが多く、自分で決断をすることが苦手な傾向にあるお子さんはどうしてもストレスを感じてしまいがちです。

その結果学校を行き渋るケースも少なくありません。

 

元々優柔不断気味な性格傾向で「あれもいいしこれもいいなぁ~」と目移りしてしまうというタイプのお子さんもいますが、そのようなお子さんの場合、最終的には自分で決められていることが多いので、特に心配する必要はないといえます。

しかし、わたしが気になることとしては、これまでの親子のやり取りの積み重ねにより、自分で決断をすることが苦手になってしまったという場合です。

例えば・・・


子「このお菓子買おうかな~」
親「そんなにいっぱい食べられないでしょ、こっちにしなさい」
子「(私的には食べられると思ったのにな…)」


子「僕、水泳を習ってみたいんだ」
親「あなたにはまだ無理よ、やめときなさい」
子「(チャレンジしてみたかったな…)」

このようなやりとりは、子どもが自分で考えたことを否定したり、「こうしなさい。こっちのほうがいいのだから」と親が子の代わりに判断をして、意見を言っているといえます。

 

親御さんは先を見越して、そしてお子さんのことを思ってかけた言葉だと思います。子どもは経験値が少ない分、甘い判断や選択をしがちですので、ある程度親が導いてあげたほうがいいというお考えはごもっともです。

 

それは判断の押し付けともいえる

しかし、こうして自分で考えて決めたことを何度も曲げさせられてしまったり、否定される経験をした子どもは、自己肯定感が下がってしまったり、自信を失う場合があります。

自分で考えたことよりも「どれに決めたらお母さんはOKしてくれるだろう」と考えるようになったり、「もう自分で考えるのはやめよう、どうせダメって言われるし…」「結局否定されるなら初めからお母さんに決めてもらえばいいや」…と、

 

・自分で考えることが苦手になってしまう

・自分はこうしたいと言うことを諦めて人に判断を委ねてしまう

・親にOKをもらえるかどうかが判断基準になってしまう

・自分の選択に自信がなくなる

…このように、自分で決めることへの「自分は成長している」という感覚や、選択の結果を受け止めることの「自分ごととして考えられるようになるきっかけ」や、人の目を気にしすぎず「自分は自分でいい」という自信を失わせてしまうことがあります。

 

親御さんとしては、ときに子どもの様子にイライラしたり不安になって「こうしたら?」「ああしたら?」と言いたくなることもあるかと思います。

お子さんに失敗させまいと先回りしてお子さんの考えを立て直そうとしてしまいがちですが、自分で決断する力を育てるためにも、出来るだけ口出しはせず見守り、子どもにはどんどんチャレンジをさせてあげてみてほしいと思います。

※ただし、発達障がいがあるお子さんの場合は見通しを立てておかないとパニックになることがありますのでその点はご留意ください

 

親はせっかく子に成功経験を積ませたいと思ってやったことなのに、かえって親子関係が悪化したり、自信をなくさせているかもしれないからです。

 

先ほどの①の例であれば、お母さんが食べ切れないと思っても、一度は任せてみて子どもに体験させることが大切です。もし食べ切れればそれで良いですし、食べ切れなければ子どもも「この量は自分は食べられないんだ」と学ぶことにもなります。そうすれば、次回からどれくらいの量のお菓子を買えば良いか学べますよね。

また、お子さんの決断を受け取ってやることで、「僕が考えたことを尊重してくれる」と親御さんへの信頼感にも繋がります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

先読みや判断の押し付けは、ついつい無意識的にやってしまうものだと思いますが、実はそのような関わりが子どもに影響を与えていることがあります。

なにより、私が皆さんに発信し続けている、親子の関係性においてはかなり重要な点だと思います。

「そういえば、うちの子も自分で決めるのが苦手なのよね…」という親御さんは、こういった声掛けをしてしまっていないか、一度振り返ってみるきっかけになれば嬉しく思います。

 

また、さらに詳しい話はラジオでもお話をしていますので、こちらもあわせて聴いてみてください 🙂

👇傾聴や親子関係について3回にわけて無料の音声配信でお話しています👇

#67 親子の関係性を築くために最も大切にすべきこと①

#68 親子の関係性を築くために最も大切にすべきこと②

#69 親子の関係性を築くために最も大切にすべきこと③

それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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