「自分のことが嫌い」「自分に自信がない」の理由とは

「自分のことが嫌い」「自分に自信がない」と思ったことはありますか?

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!

今回はタイトルにもある、「自分のことが嫌い」「自分に自信がない」について解説をしたいと思います。

 

「わたし(ぼく)、自分のことが嫌い」

支援をしていますと、時々親子会話の中でこのような発言を見かけます。

 

「わたしなんて、生まれてこなければよかったのに」

「ぼくは自分のことなんて大っ嫌いだ!」

 

こんな言葉を耳にしたら、親御さんはショックですよね。

しかも、親子会話の中で突然このようなことを口にする子も居ます。

 

「え、私と話してたら突然『生まれてこなければよかった』って言われた…どうして?!」

 

と余計にショックを受けたり、パニックになる方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

しかし、後で冷静になって親御さんと振り返ると、以下のような流れがあったことに気づくことがあります。

①普段から親は子に手出し口出しが多かった

②この日も親は子どもに「早く宿題をしなさい!」と言っていた。しかし子どもはいつまで経っても宿題をしなかった

③親はイラっとして、「宿題しないならご飯抜きね!いい加減にしなさいよ!さっさとやりなさい!」と感情的になって言ってしまった

④子どもは「わたしなんて生まれてこなければよかったのに」と言った

いかがでしょうか。みなさんは、どのあたりが気になりますか?

 

子どものネガティブ発言には必ず理由がある?

このケースを整理しますと、

①普段から親は子どもに対して過干渉傾向にあり、管理しがちだった。それに対して子どもはフラストレーションを感じていた

②宿題の声掛けをされたことは分かってはいるものの、学校から帰宅して疲れていて宿題をする気になれず休憩を優先していた

③宿題をやらないことでご飯を抜きにするという罰を与えられ、感情をぶつけられて子どもは傷ついた

④結果、「わたしなんて生まれてこなければよかったのに」という極端な意見がうまれてしまった

ということが分かります。

実は、このように、親としては「よかれと思って」声掛けをしていたにもかかわらず、そのような言葉がけが子どもを追い詰めていたり、「お前のままではだめだ」というメッセージとして子どもは受け取り、「自分なんていなくなればいい」「自分なんて大嫌い」となってしまうことがあります。

 

大人はこのようなことが起きたときに「その場のやりとりのみを切り取って判断しがち」ですが、実は子どものネガティブ発言には、数日前からのやりとりの積み重ねが関係していることが多いのです。

 

親の過干渉は子どもの親への依頼心が強くなってしまう

親御さんが真面目で頑張り屋さんの場合、ついつい過干渉・過保護傾向にある対応をしてしまいがちです。

その結果、子どもが選択をするような場面でも、親は口出しをしてしまいがちです。

 

例えば、

(外食時)どうせ食べられないんだからお子様ランチにしておきなさい
え、アイスかかき氷?絶対こぼすからやめて!ジュースにしなさい

このように、親御さんにはある程度「子どもの未来」が予測出来ていて、「面倒なことになるくらいならこっちにしてほしい」という思いや「子どもに決めさせたら親が選んでほしくないほうを選びそうだから親が口出ししたい」という思いがあると、ついつい子どもの行動にあれこれ口出しをしてしまいがちです。

 

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それでも「いいの!こっちにするの!」と言えるお子さんであればいいのですが、「はあ~い…(言いたいことはあるけれど我慢)」と言うことを聞くお子さんの場合、

・自分のこと(着る服や食べるご飯など)を自分で決められない

・なんでも親に判断してもらおうとする(「ママ、どうしたらいい?」と聞いてくる)

・自分の判断に自信が持てない

このようなことに悩んでしまうことがあります。

また、親御さんがお子さんの代わりに「こっちの服にしたら?」「これを食べたら?」「そうじゃなくて、これにしなさいよ」と本人が決めてよいことを判断し続けてしまうと、子どもは『重要な決断や判断は他人がするもの』という認識を得てしまいがちです。

 

これは、これまで親に自分の考えを反対され続けたり、親の意見に合わせると親が納得したりご機嫌になるやりとりが続いたことにより起こりやすく、大人になっても無意識に判断が人任せになってしまっていることが原因である場合があります。

「今日何食べたい?」という質問を投げかけると、「なんでもいい」と返ってきやすいケースは、もしかすると「決断や判断は自分がするものではない」と捉えてしまっているかもしれません。

 

まとめ

こどもに「自分なんて生まれてこなければよかったのに」「自分が嫌い」「自分に自信がない」といわれると、親として、とてもショックだと思います。

それに、お子さんについ過干渉をしてしまう多くの親御さんは、「きっとこの子はもっと頑張ればできるはず」と思っていたり、「出来るところを増やしてあげたい」という思いが強いかたが多いです。

しかし、上記にもあるように、親御さんが声掛けをし過ぎてしまったり、親が子の代わりに何かを決めてしまったり、管理することが多いと、子どもはどんどん自信を無くしていきがちです 😥

 

もうすぐ夏休み。

夏休みは親子の関わりがもっとも多い時期ともいえます。この夏休みは、家庭教育の実践を意識して関わってみませんか?

2学期以降の登校がスムーズになったり、お子さんが自立し、伸びていくかもしれません!

 

それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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