子育て疲れた…その原因は?
「頑張らないと」「~すべき」「ここができていない」という思考に偏っている人は要注意
私が日々カウンセリングをしている中で、無意識的にお子さんに完璧であることを求めてしまっている親御さんが多いように感じます。
そのような場合、親御さん自身が「完璧主義な性格傾向にある」ケースがほとんどです。
家庭教育を行っていく中でも、上手く実践出来たことにはなかなか目を向けられず、
「今日もここで口出しをしてしまった…」「また上手く伝えられなかった…」
と出来なかったことにばかり目が向いてしまい、自分で自分を苦しめてしまっている親御さんが多いです。
そのような親御さんは、子どもに対しても同じような見方をしてしまいがちです。
例えば、子どもが今までひとりでは出来なかったことが出来るようになるなど、成長をしている部分もあるのに、
「でもここはまたまだなのよね…」「あとはこれも出来るようになってくれれば…」
…と、出来るようになったところを認めるよりも先に、次々と不足不満や要望が出てきてしまったり…。
さらには、「いつまでもこの子が完璧に出来るようになってくれないのは、私が完璧に家庭教育を実践出来ていないから」と自分を責めてしまっている親御さんもいらっしゃいます。
これでは、せっかく自分で出来るようになったことが増えたお子さんも、ここまで家庭教育を頑張って実践してきた親御さんも報われませんよね。
子どもが完璧=親も完璧 ではない
また、子どもが完璧であれば、自分も親として完璧だという間違った思い込みをしていることも多いように思います。
裏を返して言えば、「子どもが完璧でないと自分のやってきたことに自信が持てない」ということです。
お気持ちは分からなくもないのですが、これではやはり、自分の価値観や「こうあってほしい」という子どもへの押しつけがどうしても生まれてしまいます。
自分の子どもは「自分自身」ではありません。もちろん、どれだけ「こうあってほしい」と願いをぶつけてコントロールしようとしても、いつか上手くいかず綻びが出来てしまいます。
そのときにはきっと、その上手くいかないイライラを子どもにぶつけてしまう…これでは本末転倒です。
以前発信した以下の記事でもご紹介していますが、「親が思う子の理想像」に当てはめようとする関わりは、子どもが思春期に突入したころ突然変異したり、ひどい反抗期がやってくる…ということもあり得ます。
思い込みから抜け出そう
まずは親御さん自身が「完璧にこなさないといけない」というマインドから抜け出せるよう努力してみましょう。
子どもを否定したり非難することなく、出来ているところを認めることを癖づけていきましょう。
家庭教育を熱心に学んでくださる親御さんほど、そういったマインドをお持ちの方が多いです。
せっかくのお子さんのための熱意を、間違った方向に向けてしまわないように軌道修正していきましょう。
人を変えることはできませんが、自分は変えられます。まずはお母さん自身の考え方から変えていきましょう(*^_^*)具体的には、
「今までならここで口出ししてしまっていたけど、今日は堪えられたな」「今日は自分なりに上手に気持ちを伝えられたな」
…と自分を褒めることを意識的にするようにしてみましょう♪
毎晩眠る前に、一日の振り返りとして頭の中で思い浮かべてみるのもいいですね。
「ここが出来ていなかったな」「今日はあんまり良いところがなかったな」と思ってしまう日もあるかもしれません。
それでも「いやいやあそこは上手くできたんだからOK!」「いつも頑張ってるしたまにはダメな日があってもいいじゃない!」と、無理矢理にでもポジティブに考えられるようにしていきましょう。
特に意識がはっきりしていない朝と寝る前にネガティブなことを考えると、その考えが定着して思考がどんどん悪い方に向かっていきやすいです。
そして、自分自身でこういった捉え方を出来るようになれば、それをお子さんにも同じように「ここがうまくいったね」「できたね」と認めていけるはずです。
そうすれば、お子さんに不足不満を言ってしまうことや、「もっとこうあってほしい」「これもできるようになってほしい」と要望ばかり出てしまい、イライラしてしまうことも減らせると思いますよ。
お子さんはもちろん、お母さん自身もハッピーな気持ちで過ごせる毎日を目指しましょう。
この記事の内容がどなたかのお役に立てれば幸いです。
それでは、また次回ブログ記事にてお会いしましょう!
親まなびアドバイザー まいどん先生
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