春休み中、お子さんへのその声掛けちょっと待って!

春休み中、お子さんへのその声掛けちょっと待って!

春休み中の親の子への関わりには注意が必要…?!

あっという間に、3月も半ばに差し掛かりました。

そろそろお子さんの春休みが始まりますね。長期休みは…

 

宿題をちゃんと終わらせられるかな
生活リズムが崩れないようきちんと過ごせるかな
親子の距離感が近くなりすぎないかな

…などなど、お母さんとしましても気にかけることが多くなる期間ですよね。

 

親の子への声掛けが増えてしまう理由

春休み後は新学年がスタートします。

「出だしからつまずかないように…と」神経質になってしまう親御さんもいらっしゃるかと思います。

 

今まで何事もなく学校に通えていた子は「そのまま安定して通えますように」、逆に、今まで行き渋りなど登校に問題があった子は、「新学年になって気持ち新たにスムーズに通えますように…」というのがきっとどの親御さんも願われていることと思います。

そんな親御さんのお願い、せっかくなので心で祈るだけではなく、叶えられるように行動していってみましょう!

 

実は、長期休み明けにお子さんがスムーズに登校出来るかどうかは、親御さんのお子さんへの関わり方に大きく左右されます。

 

毎日お子さんが朝から夜まで家にいると、必然的にお子さんと接する機会も増え、「命令・指示・提案」の声掛けが増えてしまいがちになります。例えば…

 

休みだからっていつまで寝てるの!早く起きなさい!(命令)
散らかってるからお部屋片付けてね。(指示)
そろそろ宿題をした方がいいんじゃないの?(提案)

 

…など、「これ、よく言っちゃってるな…」あるいは「むしろ言わない日がないかもしれないわね…」とハッとしたお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

声掛けはここに気をつけてみましょう

ついつい命令、指示、提案の声掛けをしてしまう理由は、

 

「生活リズムが崩れると学校が始まったときに朝ぐずるのが目に見えてるから」

「宿題が終わっていないと先生に怒られるのが嫌だから行きたくないと言うんじゃないか」

 

など、今までお子さんの様子をよく見てきたお母さんだからこそ出てくるものだとは思います。

お母さんとしましても、もちろんお子さんには気持ちよく学校に行ってほしいですしね。

 

しかし…残念ながらこういった声掛けは逆効果になりかねません。

 

「命令・指示・提案」の声掛けは、お子さんの自分で考えて動く機会を奪ってしまいがちになり、お子さんの親御さんへの依存心を高めてしまうことが多いです。

 

その結果、学校への行き渋りに繋がってしまうというケースをたくさん見てきました。

 

お子さんと過ごす時間が増える分、お子さんの自堕落な様子を目にしてしまうこともありイライラすることも増えるかと思います。

しかしそこはグッと堪えて、「命令・指示・提案」の声掛けをしないように気をつけてみましょう。先程の例で言いますと、

 

休みだからっていつまで寝てるの!早く起きなさい!

👇👇👇

「〇時だよ。(時間を告げて子どもに時間意識を持ってもらう)」

「もう起きる時間だよ。(低学年のお子さんにはここまで伝えてもOKな場合がある)」

と伝えるのみにする。

あまりにも毎日起きてこないようなら、お子さんが起きてきた後に「学校が始まったらちゃんと起きられるか、お母さん心配だなぁ。」とお母さんの気持ちを伝えてみるのもひとつです。

 

散らかってるからお部屋片付けてね

👇👇👇

「お母さん掃除機かけたいから、お部屋を片付けてくれると助かるよ。」と、片付けをさせようとするのではなくお母さんがどうしたいか、どういう気持ちかを伝えるようにする。

 

そろそろ宿題をした方がいいんじゃない?

👇👇👇

そもそも宿題については声をかけない。宿題は“子どもの問題”と捉えて、お母さんからは触れないようにする。

 

もちろんお子さんの学年によってはもう少し声掛けがあってもいいケースもあるものの、対応の原則は【親に言われた通りに動く子ではなく、自ら考え行動出来る子を育てるための親の関わり】です。

メシテイ(命令指示提案)をして子どもに行動をさせても、自立心や自主性は育まれません。

少し時間がかかったとしても、最初はなかなかうまくいかなくても、結果を焦らずにじっくりと家庭教育に取り組んでいただくことをおすすめします。

子どもの成長や変化には長い時間を要することもあります。1日2日で変化がみられることのほうが少ないですが、長く取り組めば取り組むほどお子さんの自立心や自主性は育まれていくでしょう。

 

目先でいえば4月からの新学年スタートがスムーズにいくほかに、その先のゴールデンウイーク明けや夏休み明けの登校にも大きく影響を与えるでしょう

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、春休み中に親が気をつけたい子どもへの声掛けについて解説をいたしました。

今まで「命令・指示・提案」の声掛けを無意識にされていたお母さんからするとなかなか難しいかもしれませんが、家庭教育の実践は「今日から」取り組めます。

ペアレンツキャンプのPCM11の項目やコンパスメソッドを意識していただき、お子さんの自立心を育んでいきましょう。

新学年、お子さんと一緒に素敵なスタートを切ることができるよう、ガミガミ言いたい気持ちは飲み込みぐっとこらえ、温かい関わりを心がけてみてくださいね♪

 

それでは、また次回ブログ記事にておあいしましょう!最後までお読みいただきありがとうございます。

 

親まなびアドバイザー まいどん先生(山下真理子)

 

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