子どもの暇は子ども自身に潰させよう
子どもの「ひま~」「何したらいい?」が結構こまる…
コロナの感染者数がどんどん増えている昨今、外出を自粛しておうち時間を過ごすご家庭も多いのではないかと思います。
ところが、家にばかりいるとお子さんも暇を持て余してしまうようで、
と、この手のお悩みをよくいただきます。
結論から言いますと…
です。
『自分の時間』をどう過ごす?
大切なのは、お子さんがその暇な時間をどうやって潰すか、何をして過ごすか考えさせることではないかと私は思います。
自分で新たな遊びを見つけるのか、はたまたゴロゴロのんびり過ごしてみるのか。
もしかしたら宿題に手をつけてみたり…?!(しかしこれは、そうなったらラッキーくらいに思っておいて、よくしてしまいがちな「暇なら宿題でもしたら?」という声掛けはNGなので気をつけてくださいね。)
いずれにせよ、これらはすべて「子どもが自分で考えた結果の行動」ということです。
毎回親が先回りして「午前中にゲーム時間使ったら午後から暇よ?ママと一緒に遊ぼう」と提案したり、子どもに聞かれたからといってこどもが喜びそうな時間(暇)のつぶしかたを教えてしまうと、
と捉えてしまう子もいます。
その結果…
・親が自分がいいと思う提案をしてくれるまでしつこく「ひま」「何したらいいの」と言ってお母さんを追いかけまわす
・面白そうな提案をしてこない親に子はイライラしだす
・よい提案をしてくれなかったり自分が暇なのは親のせい
…となってしまうことも… 😥
親がすべて「何とかしてあげなければならない」から抜け出そう
このように、お子さんが自分で考えて行動する機会を奪ってしまわないためにも、お母さんが無理に「何かしてあげなきゃ」と思う必要はありません。
また、お子さんから「ママ、暇だから一緒に遊ぼう」と声をかけられたとしても、家事の手を止めてまで無理に付き合わなければいけないことはありません。
「ママと一緒に遊びたいんだね。でもママお洗濯しないといけないから今は遊べないの。」と、気持ちを汲み取った上で今はできないということを伝えるだけでOKです。
また、もし子どもの方から「暇だけど何をしたらいいか分からない。何をしたらいい?」と聞かれたときは、「これをしたら?」「暇ならあれしなさい」と命令・指示・提案になってしまわないように、「ママだったら○○するかなぁ」とお母さんの意見として伝えるようにしてみるとよいでしょう。
暇な時間はお子さんにとってつまらないものかもしれませんが、「自分が今何をしたらいいのか」と考え、試行錯誤できる大切な時間でもあります。
その経験を奪ってしまわないように、お母さんがお子さんの暇な時間を潰してあげようとはせず、見守ることを心がけてみましょう。
まとめ
ついつい、愛情深い・責任感の強い親御さんであればあるほど、お子さんの「ひま。何したらいい?」に一生懸命考え提案しがちです。
しかし、その良かれと思ってしていたことが、結果親も子もうまくいかなくなったり、過度な母子密着状態になったり、悪循環になっていたら悲しいですよね 😥
これまで親御さんが必死に提案してあげていたご家庭の場合、この対応をすれば初めは反感を買うかもしれませんが、じわじわと取り組んでいくことで変化がうまれていくかと思います。
家庭教育の実践は、1回やったからすぐに効果があらわれるようなものではありません。
漢方薬のようにじわじわと効いてくるものですので、すぐに変化がないと「本当にこれでいいの?」と不安になりがちです。
しかし、実際にこのような取り組みをして変化してきたご家庭を多く見てきた身としては、対応を元に戻したい気もちをこらえて根気よく取り組んでいただければと思っています。
それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
親まなびアドバイザー まいどん先生
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