…と言って出発したにも関わらず…
結局校門まで行って「じゃあね」と言おうとしたら
「やだ!!!!」
と強く抵抗された…
こんにちは。MIKURU・MIRUの名刺を作ったまいどん先生です。
『1枚目は師匠と交換』と決めていたので、先日大東市教育委員会の水野教育長のもとへ表敬訪問をしてきました。
何度か教育長室へ伺ったことがありましたが、新事業立ち上げ後きちんとご挨拶に伺うのは初めてだったので緊張しました。
相変わらずお忙しくお昼もまともに食べられないとのことでしたので、空き時間にササっと食べられる差し入れも沢山持っていきまして、喜んでいただけてよかったです。
また、昨年大東市幼稚園教育振興連絡協議会の夏期教員合同研修会にて講師としてお話させていただいたご縁もあり、担当いただいた方にもご挨拶ができました。
コロナの関係で事前に動画撮影形式だったので直接お顔を見てお話をすることがなかったので反応が気になっていたのですが、ご視聴いただいた先生方に大変喜んでいただけたとのことで、一安心です。
『ここまでならついていく』と約束した場所でお母さんと離れられない
今回は、母子登校中のご家庭のお子さんと「ここまでね」と事前に約束していたにも関わらず、門の前まで行くと離れられない…というケースについて解説をしたいと思います。
母子登校支援ではよく見かけるやりとり
10年間家庭教育支援をしてきましたが、このようなやりとりは本当によくお見かけします。
「今日は校門でわかれられる」と思って出発したにも関わらず…
・通学路を歩いているとどんどん表情が曇る
・学校が近づくにつれ足取りが重くなる
・学校が近づくにつれ泣き出す
・道でしゃがんだり、座り込んだりする
こんな状況になると、
楽しい話題を振ればいいのか?
逆に黙ったほうがいいのか?
叱ったほうがいいのか?
しりとりなど遊びながら登校するといいのか?
物で釣ったらいいのか?
…と、親としてもどう対応したらいいか悩みますよね。
お母さんと約束していた場所でわかれられなくなりやすい親の対応とは
必ずしもどのケースにも当てはまるとは言えませんが、状況が悪化しやすい親の対応をご紹介します。
それは…
『どう?もうママ帰っていい?』
『あとはひとりで行けるかな?ママ帰っていいかな?』
という声かけです。
もちろん、このような声掛けがむしろ必要なケースもあります。
ただ、事前に親子で相談して「ここまでね」と約束をしていたにも関わらず、親が「じゃあ、約束の場所に来たからもう帰るね」ではなく
「大丈夫?」
「いけそう?」
「どう?」
「ママ帰っていい?」
と確認をしすぎることで、
⓵お母さんがどこまで付き添うかの決定権は子どもにあると思わせてしまいやすい
⓶不安が強くなって「やっぱり無理」の言葉を引き出しやすい
ということがあります。
⓵についてですが、あくまでも母子登校は「お母さんが(仕方なく)子どもに付き添っている状態」であり、これが当たり前の状態とは言えません。
目指したいのは「ひとりでの登校」ですので、『うーん、私が居なくても、もう行けそうなんだよな~』というケースではむしろ「どう?」「行けそう?」の声掛けは「もうひとりで行ける!」という自信を持たせられないことが往々にしてあります。
なぜなら、
⓶何度も「大丈夫?」と聞かれると、逆に不安になりやすいからです。
実は、案外「じゃあね」とササっとわかれたほうが、はじめは「えー…」と不安そうにしつつも『ここからは自分で頑張らないといけない』と覚悟を決めて登校できることがあります。
子どもの気持ちを確認して寄り添っているつもりが、
逆に不安を煽ってしまうこともある…ということです。
と言われて『まだこの子には早いか…』と判断されるお母さんも多いですが、実際支援をしていてやりとりを拝見していると、「この(「えー…」と言うだけでそれ以上は何も言わない)反応なら背中を押しても大丈夫」と判断して、「お母さん、振り返らずに『じゃあね、行ってらっしゃい』と言って帰ってみてください」とアドバイスをすることもあります。
最初はお母さんも『本当に大丈夫かな…』と心配する方も多いですが、実際やってみると「なんか思ってたよりアッサリわかれられました」ということが多いのです。
約束をしていたならば、よほどお子さんが大泣きして「むり!」と言わない限りは親も約束通りに離れるということを徹底したほうが、母子登校が早期に解決しやすいケースもあります。
まとめ
ケースバイケースではありますが、今回は『不安を煽らないように対応をする』『約束した場所でわかれるようにする』ということを中心に書かせていただきました。
私たち大人も、「ひとりでできる、大丈夫」と思っていることでも「大丈夫?行ける?付いて行ってあげようか?」と不安そうに聞かれれば「じゃあ…お願い」とついつい人を頼りがちです。
誰かを頼ってはいけないということではありませんが、本来ひとりで行ける力があるお子さんに対して、あまり心配しすぎるとお母さんと離れることに不安を感じやすくなるので、注意しながら関わられることをおすすめします。
それでは、またブログ記事にてお会いしましょう!
親まなびアドバイザー まいどん先生
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