幼児退行・状況悪化しやすい親の対応とは

今やいろんな育児書が世に出ており、情報が氾濫している時代です。

『ママはいつでもニコニコしていなきゃだめ!』
『ママが暗いから子どもにも影響が出る』
『お母さんは子どもを思いっきり甘やかしてください』
というアドバイスは間違いではないですが、どのご家庭にでも当てはまるものではありません。

👇この内容をより分かりやすくご理解いただけるよう動画でも解説しています。合わせてご覧いただけるとより学びが深まるかと思います 🙂

こんにちは。まいどん先生です! 😀

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幼児退行・状況悪化しやすい親の対応とは

『ママはいつでもニコニコしていなきゃだめ!』『お母さんは子どもを思いっきり甘やかしてください』は本当か

多くの支援をしてきて親御さんから『SC(スクールカウンセラー)にこのように言われてたくさん甘えさせました』とお話をいただく際、このアドバイスの理由の多くは『母子分離不安にあるため』『子どもが過度に緊張している』『子どもの表情が読めないため』ということが多かったです。

しかし、じつは、この対応がかえって状況を悪化させてしまうことがあります。

まず、カウンセリングを受けられる際、カウンセラーは
・『子ども』のみを見ていることが多い
・母親の情報のみで判断していることが多い
・家族全体の関係性や空気感を見ていないことが多い
ということ。

『子ども』のみを見ていることが多い とは

例えば、子どもが知らない場所につれてこられたり、病院につれてこられたらどういう心境になるでしょうか。
カウンセラー側の力量もあるようなのですが、検査を受けたり対面でのやりとりは繊細なお子さんだと緊張したり不安になりやすいです。

わたしは緊張しやすい性格で創造力豊か(考えすぎ)なので、病院で血液検査をしますと言われている最中『昨日飲み過ぎたんだけど大丈夫なのか…?!影響でないかな??』と『もしかしたら何か悪い結果が出るかも』と想像しただけで心臓がバクバク…ということがよく起こります(;^ω^)血圧を測る時も、看護師さんに『緊張してますね。笑 帰りにもう一回測定してください』と言われることもあります。

話はもどり、子どもが緊張したり不安な状態でカウンセラーがアセスメント(分析)をすると、当然緊張や不安が普段より増した状態での結果がでます。

私が訪問カウンセラーとしてご家庭に伺ってお子さんと接する時、お子さんが仮に所謂とてもいい子だったとしても、その日のお子さんを『こういう子』と決定づけることはありません。何度も関わり関係性を築かないと見えないものがあるからです。

もちろん最初の印象からずっと変わらないお子さんもいますが、慣れてくればすぐに甘える・上から物を言う・気分で大人を振り回す・すぐに怒る…と、見せてくれる顔が違います。
そのため、初回のカウンセリングや検査などの様子で、カウンセラーはある程度の見立てはあっても絶対にこう、と断定的なことは言えません。よって、

 

『不安や緊張があるお子さん。愛情を欲している。なので、安心させてあげることが大事。お母さん、子どもにもっと甘えさせてあげて』

 

というアドバイスになりやすいのですが、母親からすれば

『いや、家では安心しきって甘えたい放題なんですけど????!?』

となるわけです。

 

しかしカウンセラーにそう言われれば実行しないのは違うかなと思いそのようにしたら、甘えが助長されてしまってより幼くなるという現象が起こりやすいのです。

なぜなら、そのお子さんは愛情不足のケースではないからです。すでに満たされているコップに水をいれてもあふれるだけです。

また、「甘えさせることが大事」と言われても『具体的に何をすればええねん』と思われた方はいないでしょうか。

多くの親御さんが、『要求をすべて受け入れるのが甘えさせること』と勘違いされていて、

「ママ、服持ってきて」

「ママ、ぎゅーして(これが1日20回)」

「ママ、お風呂あがった。身体拭いて」

…というような要求すべてに応じていった結果、子どもが赤ちゃんのように幼くなってしまったということはよくあります。

それをSCに言うと、『「お母さん、ようやくお子さんは赤ちゃんの頃のように自分を出せるようになったのです。もう一度育て直しですよ」と言われた』というお話も聴きます。

このような話は特別珍しいことではありませんが、私はこの考えには疑問があります。

家庭内の様子を詳細に見ていくと、元々その子はその年齢なりの行動が出来ていて精神的に自律・自立していたにもかかわらず、幼児退行してこれまで出来ていたことができなくなって「良かったね」とは言えません。

虐待があったケースならよく分かるのですが、愛情がしっかり注がれていた子が過剰に甘えさせることで赤ちゃんのようになり、そこから年齢相応の行動が出来るようになるまでとんでもない時間と労力がかかることが多いです。

そして後で振り返った時に、「あの甘えさせる→幼児退行する の期間は本当に必要だったのか?」と疑問に思われるお母さんが多いからです。

・母親の情報のみで判断していることが多い とは

子どもがSCによるカウンセリングの場に来ない、来れない場合は、お母さんとの面談を行うことがあります。

(これは決して子どもが外が怖いと言って出てこないケースばかりではなく、単純に「ぼく(わたし)病気じゃないもん」と言って断るケースもあります。)

お母さんからの情報を聞いても、お子さんと関わってない以上はなかなか具体的なアドバイスが出来ないことが多いです。
なぜなら、カウンセリングの大原則は『こたえは本人の中にある』なので、具体的なアドバイスは控えるのが当たり前だからです。

また、頻発にカウンセリングを受ける訳ではないクライエントに具体的に対処法を伝えて、もし状況が悪化したらその責任の所在はどこにあるでしょうか。
下手なことは言えないので、絶対に子どもの心を傷つけないしお母さんも取り組みやすい『甘えさせてあげて』『見守ってあげて』のアドバイスに偏りやすいのです。

家族全体の関係性や空気感を見ていないことが多い とは

実は、母子間のやりとりのみでは見えないものが多く、そこにお父さんや兄弟が加わることでお子さんや家庭の空気感が変わることがあります。

・夫婦の不和が家庭全体の空気に影響を与えている

・姉弟間で母親の取りあいで溝ができている

・父性が強すぎて父親が居る場になると途端に子どもは緊張状態になる

・父親の母性が強すぎて父親が加わると子どものわがままが出やすくなる

など、家庭全体でお子さんを見たときに違った視点がうまれます。

母子登校や行き渋りなどの解決を目指す上では、この視点は欠かせません。
家族でのやりとりを詳細に見ていくことで、その子が

・なぜ年齢相応の行動ができなくなっているのか

・なぜ母子分離不安になっているのか

・なぜ行き渋るのか

・なぜ不安になりやすいのか

ということが分かります。

家庭ノートチェックを受けられたことがある方ですとピンとくるかと思うのですが、

これまで行政や学校に沢山相談してもうまくいかなくて悩んでいたのに、家庭ノートを書いていて『あ、これが原因だわ』とご自身で気づく

ことがあったり、アドバイザーからの家庭ノート添削結果を見て

『その視点はなかった』『その視点で見たらこれまでの対応、真逆のダメな対応だったわ』

と思われることがあります。

家庭ノートを書くことでご自身の対応を客観視できたり、新たな視点を持つことで母子登校や行き渋りが解決できるということもあるので、支援を受けずとも親子会話を定期的に書き出してみることをおすすめします。

 

まとめ

子どもを甘えさせてあげる。愛情で満たしてあげるという対応が必ずしもまずい対応ではありません。

しかし、見立てがズレていた場合はむしろ状況が悪化してしまいます。

『心の専門家は不登校や母子登校の専門家ではない』ということ。

そして、他によくあるのが母子登校を乗り越えた方がそのままカウンセラーやアドバイザーになられた場合、『母子登校を乗り越えてきた人が「私はこうやって解決したよ」と言われても全く同じケースではないので対応法がズレている可能性がある』ということです。そういった経験があるからこそお母さんの気持ちを理解出来るのは強みなのですが、「私はこうやって解決したから」のみのアドバイスは少し怖いです。きちんとしたアセスメントをしてアドバイスをしてくださる支援者さんが望ましいかと思います。

私のもとにご相談いただく方の多くは、「すでに行政や学校や病院に相談したけれど状況が悪化してどうしようもなくなっている」「他の支援を受けてみたけれどかえって状況が悪化した」「他の支援のカウンセラーに『お母さんがそんなんだからダメなんです』ときつく言われて心が折れてしまった」という方が殆どです。

もし母子登校に悩んでいて、上記のような状況になっている方がいらっしゃったら、まずはお気軽にご相談ください 🙂

 

それでは、またブログ記事にてお会いしましょう!

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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