心理学「4つの協調の原理」
ブログをお読みいただきありがとうございます!
今回は心理学「4つの協調の原理」について解説をしたいと思います。
聞いてもらいたいのに聞いてもらえない!
よく、お母さんからは
というお悩みをうかがいます。
もっと子どものことを知ってもらいたいのに。報告したいのに。愚痴を聞いほしいのに。
それなのに、全然聞いてもらえない…。
とっても悲しいことですよね 😥
意識すると会話がスムーズに?!
今回ご紹介する「4つの協調の原理」という考えでは、以下を意識すると円滑なコミュニケーションが可能といわれます。
1、情報が正確 2、求められている適切な情報量 3、その会話のテーマに関連性がある 4、順序だててわかりやすく簡潔に情報を伝える |
例えば、家族の会話でよくあるのは…
1、憶測で話が進んでしまう(情報が正確ではない)
父「これ壊したの誰だろうな」
母「きっとA太よ」
2、求められる以上の情報量で返事をする
子「今日って何日?」
母「昨日が2日だから今日は3日だよ。明日は4日。そういえばそろばんがあるね…(続く)」
3、会話がかみ合わない
父「あのハンバーグの店って美味いのか?」
母「ハンバーグと言えば、今日の晩御飯何にしようかな。そういえばA太ったらさ…(続く)」
4、話が長くなって聴き手が「もういい」となってしまう
母「A太が友達と喧嘩してきたの。今日は朝からA太が不機嫌で、私もイライラしててさ…(続く)」
父「で、何の話?(イライラ)」
このようなやりとりが続くと誰かが家庭内でイライラしがちです。
また、正しい情報共有が出来ずに、思い込みや誤解を招きかねません。
会話がスムーズになる4つの協調の原理
そこで、先ほどの例で4つの協調の原理に当てはめると…
1、不確かなことは事実を確認する
父「これ壊したの誰だろうな」
母「誰だろう。ちょっとみんなに確認しようか」
2、求められる情報量で返事
子「今日って何日?」
母「3日だよ」
3、会話をかみ合わせる
父「あのハンバーグの店って美味いのか?」
母「私は食べたことがないけど口コミはいい感じ」
4、相手に何を求めているか結論から入る
(例1)
母「A太の友達関係のことで愚痴聞いてほしい(結論)解決はしたんだけど、こういうことがあって…」
父「ふんふん(「愚痴を聞いてほしい」と分かり聞くモード)」
(例2)
母「ちょっとアドバイスがほしいんだけど(結論)今日ね…」
父「それはこうしたらいいんじゃない(アドバイス)」
このほうが誰かがイライラしたりしませんし、スムーズにやりとりができて家庭内の雰囲気も穏やかになりやすいといえますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
家族での会話は、ついつい何も考えずに思ったことを言ってしまう…ということが多いと思います。
しかし、ちょっと意識をしてみるだけで、よい会話が出来て、ストレスが減っていきやすいともいえます。
また、今回ご紹介した内容はペアレンツキャンプのメソッド、PCMでいう「会話のキャッチボール」に似た理論ともいえます。
4つの協調の原理は親子のみならず夫婦・仕事・友人関係においてもかなり効果的なのでおススメです。
また、親御さんがこのようなことを意識していると、子どもも気が付けば親御さんと同じような会話や説明ができるようになる…かもしれません(*´ω`*)
それでは、今回はこのへんで終わりたいとおもいます。
また次回のブログにてお会いしましょう 🙂
まいどん先生(公認心理師)
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