家庭教育のイチ支援者のつぶやき

支援への想い

家庭教育支援というものをしていると、いろんなご家庭との出会いがあります。

 

一番やっていてよかったと思うのは、

家庭が本当の意味での子どもにとっての居場所になったり、親子の絆が深まった瞬間です。

 

不思議に思われるかもしれませんが、温かいご飯を作り、家を清潔に保ち、親なりに必要だと思う声掛けをしていても、子どもは家庭を居心地の悪い場所に感じることがあります。

子どものためを思って「学校に行きなさい」「宿題しなさい」「これ忘れてるよ」「こうしたらいいわよ」と言う親の発言が多ければ多いほど、子どもは家庭を居場所と感じられない場合があります。

心休まる場所ではなく、常に監視されているような、支配されているような窮屈さを感じたり、自分のできなさを感じさせられ、情けなく、悲しく、そして苛立ちを感じる心休まらない場になってしまいます。

 

親に愛されたい、認められたいと思う子どもの時期に、条件づけの愛を与えられれば与えられるほど、子どもは不安定になり、怒りを覚えます。

『自分には自分のしたいように行動する自由はないのか。

 そんなにも親に信用されないほど、自分はがんばってこなかったのか。

 自分は親が満足したり、社会からよい親だと思われるための道具ではない。』

過干渉や過保護や支配や管理が多いほど、このような思いと悩みを子どもに抱えさせてしまいます。

 

そんな子どもたちの思いにふれるたび、私は子どもたちの怒りに深く共感を覚えます。

だからこそ、親御さんには変わって欲しいと願います。

失敗もするだろうし、長期にわたり親の思うような子どもの行動や姿にはなれないかもしれない。けれども、失敗し、つまづき、それでも子どもなりに工夫して成長する姿を、愛おしいと感じ、応援されるような親御さんになってほしいと、深く、深く願い、アドバイスをしてきました。

 

それでも、親御さんが子どもを責めたり、過干渉や過保護や支配をしてしまったときに、悲しみを覚えます。子どもたちの気持ちがわかると同時に、親御さんのつらさもまた感じるからです。親御さんだって、頭ではわかっているんです。

『こんなことを言ってはだめだ』
『こんなことをしたって、子どもは自立しない』
   それなのに、どうしても、過干渉や過保護や支配がやめられない。

 

子どもが親の思うような行動をしないと、つい条件反射で「だから言ったでしょ!」「学校行かなかったらゲーム全部捨てるから!」「…(無視)」こんな風に、親御さんが『本当はこんな親になりたいわけじゃないのに…!』と思うのに行動を変えられないもどかしさと悲しみがある。

 

だって、親御さんもまた、そういう関わりをされてきたから。

だって、子育てをする親になっても、ご自身のお父さんお母さんや、ご主人のお父さんお母さんの顔がちらつくから。

 

子どもの成長だけを考え、周りの意見に左右されない親になるというのは相当な覚悟と意志が必要です。

『立派に育てないといけない』

という強迫観念や、呪縛のようなものに縛られて、やってはいけないと思う関わりをし、親御さんはご自身を責め、どんどん追いつめられていきます。そこから、心が壊れてしまう方、ポキッと折れてしまう方、ますます過干渉過保護が酷くなる方もいます。

私は、そんな親御さんとお子さんが増えてしまうことがたえられません。

時に私も親御さんとともに落ち込み苦しみながらも、それでも諦めずに支援を続けられるのは、そんな風にどん底にいたご家庭も、家庭教育との出会いにより、親御さんご自身の理解やお子さんをどう見守るのがよいかがわかることで家庭そのものが変わっていく瞬間を見てきたからです。

 

親御さんの変化と子どもたちの愛着の獲得と、そして家族の絆を得られた瞬間を見届ける度、『どんなにどん底にいても人は変われる』という希望を感じられます。

だからこそ、新たなご相談をいただく度、自分のすべてをかけて挑みたいと思ってしまいます。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます!

また次回ブログ記事にてお会いしましょう♪

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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