子どもが不機嫌だとソワソワしちゃいませんか?

子どもが不機嫌になるとソワソワしてしまう…!その理由は?

子どもの感情に振り回されてしまう!

様々なご相談をいただく中で、

子どもが泣いていたら必死に泣き止ませようとしてしまう…
子どもが不機嫌になったら罪悪感を持ってしまう…
子どもが不機嫌になったら自分までイライラしてしまう…

というお悩みを時々耳にします。

 

お母さんが悪いわけではないのに、子どもが泣いたり不機嫌になっていたら居ても立っても居られない。なんだかソワソワしてしまう。必死になだめてしまう…

子どもの感情にいつでもアンテナを立てて、不快に思わせないように毎日必死に関わってしまう…

これではお母さんがつぶれてしまいます。

 

バウンダリー、知っていますか?

その時によくお話するのは、「バウンダリーがあいまいになっているかもしれませんね」ということです。

 

バウンダリー(境界線)とは、自分と相手との間に適切な境界線を引くことです。(自我境界線ともいいます)

 

この境界線があいまいになっていますと、

つい、相手の問題を自分の問題にして考えてしまったり、相手の責任を自分の責任にしたり、相手がやるべきことを自分がやってしまう…という、自分をすり減らしてしまうような生き方をしがちです。

 

「中1の子どもが忘れ物をした=親の責任だ」

「夫がお茶をこぼした=私(妻)のせいだ」

「子どもが不機嫌になったのは私のせいだからご機嫌を取らないと…」

 

例えばこのような考え方に陥っている場合、自分と相手との間に適切な境界線が引かれているとは言えません。

適切な境界線がひけていないと、本心では「やりたくない」のに気が付けばやってしまったり、他者や子どもの行動、感情のケアをしてしまったりと自分が持つべき荷物以外の他人の荷物までもってしまいます。

そして、人はこのようなストレスを無意識に避けようとするのですが、よくあるパターンが人と距離を置くという方法です。

人付き合いを避けたり、自分をさらけ出すことをしなくなり、その分傷つくこともありませんが孤独になりやすいです。

 

また、上記のような自分をすり減らす境界線のあいまいさのほかに「他者をコントロールしようとする」というパターンもあります。

子どもの問題に首を突っ込みすぎてしまうのも、バウンダリーが関係している場合があり、相手の領域に入りすぎてしまっています

おせっかいを焼きすぎたり、距離が近すぎたり、図々しかったりと、相手から嫌がられやすく、他者との関係性の構築が難しくなってしまいがち。

 

親子においては、これが理由で親子関係が悪化してしまう原因ともなり得ます。

 

幼少期の養育環境

ではなぜ、このようなバウンダリーがあいまいになってしまうかと言いますと、幼少期の養育環境に関係していることが多いといわれています。

 

ひとつは親の過保護、過干渉。

親が過干渉あるいは過保護だった場合、子どもは親への依頼心が強くなったり、自立心や自信が培われません。

 

ほかには、親が暴言をはきがちだったり、脅すことが多いなど、厳しく育てようとしたケースでも子どもは自分のバウンダリーを引くことが難しくなりがちです。
いくらバウンダリーを引いても、親が強制的に入り込んで自分を管理したり、コントロールしようとする。

その結果、自分のアイデンティティ(自我)が確立できなくなってしまいます。

何度も自分のバウンダリーに入ってこられることへの諦めから、親や他者と極端に距離を取ろうとしたり、簡単に相手に入り込まれてしまうということも。

その結果、『自分がわからない』状態に陥ってしまいます。

 

バウンダリーを引くためには何をしたらいい?

一番は「自覚すること」です。

 

「あ、私いま自分の境界線に相手を踏み込ませてしまっているな」

「私はいま子どもの境界線に踏み込もうとしているな」

…のように、「自分は悪くないのに咄嗟に謝ったり相手のご機嫌伺いをしてしまう」「子どもの問題に首を突っ込みすぎてしまう」ということがあれば、一度落ち着いてご自身を振り返ってみましょう。

 

もし過去のご自身の養育環境を振り返って見たときに、親の過干渉や過保護を知らず知らずのうちに引き継いでしまっているということに気づくかもしれません。

過干渉や過保護は子どもの自立心を育めないだけではなく、将来精神的な疾患を発生させやすくなる要因とも言われています。

 

もし「ちょっと最近子どもに干渉しすぎかも…」と思われた方は、出来るところから「子どもに任せる・見守る」ということを実践されてもいいかもしれません。

 

また、これらの内容についてはアダルトチルドレンや愛着をテーマにした音声配信や過去のブログでも触れていますので、ご興味があれば合わせてご覧ください。

👇音声配信はこちら

過保護過干渉をやめられない本当の理由【stand.fm】

 

👇ブログはこちら

 

いかがだったでしょうか。

子育てを頑張りすぎるお母さんは、ご自身をすり減らして悪循環に陥っていることが多いように感じます。

もし今回のブログをお読みいただき、「これ私かも…」と思われた方がいらっしゃったら、ご自身のバウンダリーを意識すると少し楽になるかもしれません。

このブログの内容がどなたかのお役に立てれば幸いです。

それでは、また次回ブログ記事にてお会いしましょう!

 

親まなびアドバイザー まいどん先生

 

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