怒りやイライラと上手く付き合うために
今回は、前回のブログで少し触れた「アンガーマネジメント」について記事を書こうかと思います。
アンガーマネジメントとは
アンガーマネジメントとは、怒りと上手に付き合っていくための心理トレーニングです。
大切なのは、怒りをコントロールすることであって、決して無理に怒らないようにするということではないということです。
人間誰しも、イラッとすることや怒りの感情を覚えることは、生きていく中で不可避です。
「怒っちゃダメだ」「イライラしちゃダメだ」そう思ってしまうと、怒りやイライラを感じるたびに罪悪感を持ってしまったり…とても息苦しくなってしまいます 😥
ですので、怒りやイライラを感じてしまうのは人間だから仕方ない、と割り切って、その怒りやイライラを人にぶつけないようにコントロールしてみよう!というのがアンガーマネジメントの考え方です。
怒りの6タイプ
そして、怒りのタイプは6つに分けられることが出来るそうです。
①公明正大
正義感が強く、曲がったこと(ルール違反など)が許せないため、人を常に正そうとしたりジャッジしようとし、物事に介入しすぎる。
②博学多才
向上心がある分、完璧主義な点もあり、物事に白黒つけないと気が済まない。はっきりしない人が苦手で、自分にも周りにも厳しくなりがち。
③威風堂々
自尊心が高く、自分に対してネガティブな評価を受けたり、自分の思い通りにいかないと不満に思う。
④天真爛漫
しがらみなく思うままに自由に行動したいタイプ。意思表示の出来ない人に対してイライラしたり、他人に行動制限されるとストレスに感じる。
⑤外柔内剛
我慢強い一面はあるが、自分の意思やルールを重んじるため、他の意見や価値観には目を向けない。
⑥用心堅固
慎重派なので、人とも距離をとって吟味しながら接するため、相手からプライベートにズカズカ入ってこられるとストレスに感じる。
皆さんはどのタイプに近いでしょうか?いずれのタイプも、怒りを感じてしまう原因の性格傾向については、良い部分がありますよね。
ですので、その良い部分は決してなくさず、ただ、怒りやイライラを人にはぶつけてしまわないようすることが必要かと思います。
アンガーマネジメントのテクニック
アンガーマネジメントにはいくつかのテクニックがありますので、ご紹介します。
・6秒ルール
イラッ!とした瞬間に、何かを口にするよりも先にまずは頭の中で「1、2、3…」と6秒数えます。そうすると、完全に怒りが消え去ることなくとも、冷静に物事を考えられるくらいまでは落ち着く、というものです。
・点数化
自分が今感じている怒りを10点中何点かを考えてみます。「この前のあの件は7点だったから、今回のは5点かな。そう思えば今回はそこまで怒るものじゃないのかもしれない。」というように、過去の怒りと比較して相対評価をすることで、今怒るべきかそうでないかを落ち着いて判断できるというものです。
・その場から離れる
これは、過去のブログにも書かせていただいたりもしましたし、支援を受けられている親御さんにもお伝えすることが多いですね。怒りを感じたとき、その感情が外に出てしまう前に、別室に移動したりして怒りの対象から目をそらすと落ち着きやすいです。お子さんを見てイライラしてしまうときは、トイレに移動して一息つくのも効果的ですよ。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
家庭教育において、お子さんへの対応をおこなう際に、親御さん自身の怒りやイライラを抑えていただくことはとても重要です。
怒りやイライラを持ったままお子さんと関わってしまうと、どうしても過干渉や命令などに繋がってしまいがちです。
ですので、そういった感情を落ち着けるためにこの「アンガーマネジメント」をぜひ取り入れてみましょう(*^^*)
イライラをコントロールできるようになると、次第に「イライラしなくなるものの見方」も出来るようになります。
リフレーミングもうまく活用しながら、ニコニコ子育てを目指していきましょう!
それでは、今回はこのへんで終わりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
親まなびアドバイザー まいどん先生
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